【実食レポ】バーミヤンで猫型ロボットが配膳する「バーミヤンラーメン」をさらに美味しく食べるとっておきの裏ワザとは?

【実食レポ】バーミヤンで「バーミヤンラーメン」をさらに美味しく食べる裏ワザとは?
食楽web

 先日、中華料理のファミレス・バーミヤンに行ってきました。久々に訪れたバーミヤンは、子ども連れの家族がたくさん。ワイワイガヤガヤとコロナ前の活気が戻ってきているようです。

 さて、今回の筆者のお目当ては、最近になって価格を下げたという「バーミヤンラーメン」です。昨今、食品の値上げラッシュの中、バーミヤンでは『値下げ断行』と題して、定番人気メニューを中心に16品も値下げをしているというのです。しかも配膳に特化したネコ型ロボットまで稼働し始めたとか。

税抜価格ならワンコイン(499円)で収まる「バーミヤンラーメン」
税抜価格ならワンコイン(499円)で収まる「バーミヤンラーメン」

 中でも看板メニューの「バーミヤンラーメン」はもともと598円から49円値下げして549円に。しかも以前より“もっと美味しく”を目指しているそう。鶏ガラをメインに混合煮干しを贅沢に加え、オリジナルブレンド調味油を2倍増しにして香りを高めた魚介系醤油スープに、麺はもちもちつるつるの四層麺。具材はチャーシュー、海苔、メンマ、ホウレンソウ、ネギ。というわけで、さっそくタッチパネルで注文です。

メニューは写真で見て、注文はタッチパネル方式で行います
メニューは写真で見て、注文はタッチパネル方式で行います

 ラーメンの価格が安くなったということで、ついついタッチパネルをスライドして他の料理も頼みたくなります。そこで、ラーメンにピッタリのアイテムを発見。それが「たっぷりキャベツの中華サラダ」(399円)です。自家製チャーシュー、煮卵、たっぷりのキャベツで構成されたサラダで、お酒のつまみにもよさげですが、内容的にはラーメンのトッピングそのもの。しかも野菜不足になりがちなラーメンのトッピングに最高じゃありませんか。

バーミヤンの冷菜メニューのひとつが「たっぷりキャベツの中華サラダ」399円
バーミヤンの冷菜メニューのひとつが「たっぷりキャベツの中華サラダ」399円

 というわけで、注文確定して待つことしばし。向かいの席の親子の前に、チャーハンや餃子、ラーメン、一品料理などが次々と配膳されているのをぼんやり眺めていたら、筆者のテーブルの前にスーッと何かが近づいてきました。子どもたちがそれを見て、「ネコだ、ネコだ」と歓声を上げています。そう、噂の配膳型のネコ型ロボットが筆者にラーメンを運んできたのです。

これがネコ型配膳ロボットの姿だ!
これがネコ型配膳ロボットの姿だ!

 このネコ型配膳ロボット、顔部分がモニターになっていて、その上には耳らしきものが青く光っています。ネコロボのボディ部分に載せられたトレーには「バーミヤンラーメン」が鎮座。ほかの席の子どもたちが大騒ぎし、お母さんが「シーッ、静かに! うちのじゃないよ」とはしゃぐ子どもたちを制しています。

 席を立ち、丼をテーブルに移動させました。そして画面の「完了」を押すと、「ありがとニャン」と言い残し、ネコロボはくるりとUターンして去って行きました。ネコロボ配膳されると知らなかったのと、周囲の子どもたちの視線を浴びて、けっこう恥ずかしいです。ちなみにそのご家族連れには、普通に人間のスタッフさんが料理を運んでいました。いやいや、子どもがいるテーブルにこそネコロボがイイんじゃないの? とやや不思議な気分に。

「バーミヤンラーメン」549円
「バーミヤンラーメン」549円

 気を取り直して、もう1つ注文した「たっぷりキャベツの中華サラダ」を待ちます。しかし、5~6分経っても来ません。「ラーメンにトッピングして一緒に食べたいのに、冷めちゃうな~」とイライラし始めた時、遠くからまたまたネコロボがカタカタやってくるのが見えました。またお前が運んでくるのか…。料理を受け取り、ネコロボの「ありがとニャン」に癒されつつ、いざ食べることにします。

「たっぷりキャベツの中華サラダ」399円
「たっぷりキャベツの中華サラダ」399円

 ともあれ、「バーミヤンラーメン」と「たっぷりキャベツの中華サラダ」が揃ったので、合体してみました。

「バーミヤンラーメン」に「たっぷりキャベツの中華サラダ」を載せました!
「バーミヤンラーメン」に「たっぷりキャベツの中華サラダ」を載せました!

 この2つのコラボ、想像以上に完璧でした。チャーシューや煮卵がラーメンに合うのはもちろん、生キャベツとこのスープの相性もバツグンなのです。シャキシャキのキャベツを浸して食べると、ヘルシーでさっぱりしていて、いくらでも食べられそう。

一人でネコロボから料理を取り出すのはちょっと虚しい…(食楽web)
一人でネコロボから料理を取り出すのはちょっと虚しい…(食楽web)

 というわけで、お会計です。タッチパネルで注文&ネコロボによる配膳、となれば、お会計もソーシャルディスタンス重視でセルフ式なんだろうな、と思いきや、最後は生身の人間のスタッフが対応してくれました。彼女も「ありがとニャン」と言ってくれるかと期待しましたが、もちろんそれはナシ。

 ともあれ、安くて美味しくなったラーメンを楽しみ、ネコロボにも癒されました。ただ、子連れのお客さんや友人同士の場合なら「ありがとニャン」も盛り上がるネタになるのかもしれませんが、一人だと割と虚しい&ムダに注目を浴びて恥ずかしい問題を、バーミヤンさんにはなんとかしてほしい。そうひそかに考えつつ店をあとにしたのでした。

(撮影・文◎土原亜子)