玉子のせカレーの発祥! 昭和の文豪も愛した大阪『自由軒』の「名物カレー」を食べてきた!

名物カレーだけじゃない! 創業当時から人気の「ビーフカツ」も食べてみた

「ビーフカツ」1000円
「ビーフカツ」1000円

 自由軒といえば名物カレーが有名ですが、ほかにも洋食メニューが豊富に揃っています。こちらはインパクトのある「ビーフカツ」。

 ガッシリとした赤身の牛肉をサクッと揚げた創業当時からの人気メニューです。ボリューミーな見た目ですが、少し酸味のあるサッパリしたデミグラスとの相性は抜群で、見た目ほどヘビーではなく、美味しくいただけます。

「夫婦善哉」の世界観にふれて味わいたい

 少し懐かしくて今でも美味しい自由軒の料理の数々ですが、小説「夫婦善哉」の頃の大阪庶民にとっては最先端のハイカラなメニューであり、カルチャーショックでさえあったことは想像に難くないです。

 お店に行く前に「夫婦善哉」を一度読んでみて、その世界観にどっぷり浸って食べてみると、捉え方が少し変わってより一層楽しめますよ。

 お店の店員さんはチャキチャキと威勢があって親切で愛想もよし。蝶子をはじめ、「夫婦善哉」に登場する人物を思わせる雰囲気も味わってみてください。

(撮影・文◎けいたろう)

●DATA

自由軒 難波本店

住:大阪府大阪市中央区難波3-1-34
TEL:06-6631-5564
営:11:30~21:00(L.O.)
休:月曜
http://www.jiyuken.co.jp/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。