衝撃の痺れる辛さと旨み! 「ブラックカレー カツカレー」5辛

待つこと数分、目の前にやってきたブラックカレーのカツカレー。早速計測です。直径約29cmの皿に高さ約7cm、重さは937g(器の重さは除く)。ソースボートのカレーが112gなので、トータル1049gになります。
早速一口! うぉっ! 辛いっ! 最初はフルーツ由来の優しい口当たりなのですが、直後にバリバリッと強烈な辛味がやってきます。これ、かなり刺激的なんですが!
「オススメの5辛にしておきました。ブラックカレーは1~5辛まで追加料金なしで選べるんですよ」と話すのは店長の野川さん。さすが店頭に「究極のうまさ」「涙ながらの激辛」と書かれていただけある。一気に顔から頭から汗が吹き出してきます。もちろん、辛いのが苦手な人には勧めないので、とニッコリ。こっちがオススメの辛さでお願いしたんです。でもまさかここまで辛いとは!

「ルーはタマネギ、りんご、トマトなどに野菜、ビーフ・チキン・ポーク3種のエキスが入っています。スパイスは、インド風カレーをベースにガーリックパウダーやカラメルを入れてブラックにしているんですよ」と店長。
おそらくですが、カイエンペッパーが効いている辛さ? カツが甘く感じられます。そして、食べ続けると、口の中に辛味が蓄積されていって、ビリビリ痺れるような感覚に。白いゴハンと水が進む~。5辛でこんなに刺激的なら、食券機のボタンにあった、20辛とか30~100辛って一体どうなるんだ?
美味しい、すっごく美味しいのに、ルーがなかなか減らない。ゴハンとカツがみるみる減っていきます。ソースボートのカレーまで食べるには、ゴハンを追加しないとおそらく無理。ゴハン8:ルー2? もしかしてゴハン9:ルー1、ぐらいの極端なバランスで食べ進めていきます。

個人的に辛さに弱すぎるのか、ここの5辛が飛び抜けているのか。周囲で食べている人を見ると、結構5辛で頼んでいる様子。となると、世間の辛いカレー好きにとっては、ここの5辛は自分が感じるほど刺激的ではないのかも。それよりも、ビーフ・ポーク・チキン由来の深みのある味わいやスパイスのバランスを楽しんでいるようです。
ゴハンの白、カツの茶、ルーの黒、福神漬けの赤といろどりもメリハリがあっていいし、ルーに程よいトロミもあるので、ゴハンやカツとの絡みもいい。もちろん、口の中で辛さと旨みがブワッと広がる感じもすごい。ここのカレーにハマる人が多いのにも納得です。

『ラホール』は、外神田店のほか、台東区側に秋葉原店、御徒町店と近くに姉妹店があるので、満席で待たされそうだなぁ~と思ったら、他の店にすぐ行けるのも魅力。そして自宅で楽しめるレトルトカレーは、「ブラックカレー」が1人前1箱540円。「日本風カレーソース」と「インド風カレーソース」は15人前、3kg3000円でネット販売しています。
「激辛」の文字が光るブラックカレーのレトルトも販売中

結局、ゴハンとカツはあっさり完食したものの、ソースボートに入ったカレールーは食べきれずに終了。辛さに負けて水をいっぱい飲んだせいもあり、かなりの満腹に。大反省して店を後にしました。
スパイスの辛さが特徴のブラックカレーは、辛いのがさほど得意じゃない場合、まずは3辛あたりで食べてみて、そこから辛さのレベルをアップダウンしていくのがオススメ。もし辛さに自信があるのなら、店長オススメの5辛にして、口の中の痺れと爆発感を楽しんでみてください!
(取材。文◎いしざわりかこ)