
みなさんはコロッケそば、お好きですか? 筆者は大好きです。
いわゆる「かけそば」に、コロッケをのせただけなのに、コロッケは驚きの変化を見せます。最初は表面の衣はカリッ、裏面の衣はおつゆでしっとり。まずは、カリッと部分をちょいと食べ、コロッケ本来の味を堪能。その後、蕎麦を食べているうちにコロッケはつゆに溺れていき、そのヒタヒタしたコロッケを味わう。
最後には、コロッケは跡形もなくなりますが、おつゆにコロッケの油や味がしっかり溶け込んでおり、これをズズッと一気にすすり込む。つまり、コロッケそばは、この時間差による美味しさこそが醍醐味なのです。

前置きが長くなりましたが、先日、新宿駅南口構内にある駅ナカの立ち蕎麦屋『そばいち』に立ち寄りました。このお店、テレビで紹介されていたのを覚えていました。
なんでも駅ナカに急速に増えており、女性客に人気なんだそう。明るくておしゃれな店内は、カウンターや席の間隔を広めにとって、女性が食べやすい空間づくりをしているのが人気の理由。その番組ではこんなふうに紹介されていました。

さて、タッチパネル式の自販機を見ると、「狭山のさといもコロッケそば」(500円)というメニューを発見。筆者の好物のコロッケそばに、サトイモを使っているのはなかなか珍しい。じゃがいもと一体何が違うのか気になって、食べてみることにしました。