
老舗ならではの安定の一杯を満喫!
先日、今シーズン一杯での引退を発表した「藍ちゃん」ことプロゴルファーの宮里藍さん。牛タン好きとしても知られている藍ちゃんだが、沖縄出身ということもあり、沖縄そばもかなりお好きなのだとか。今回はそんな本格的沖縄そばを突撃取材。老舗とも言える『やんばる』にお邪魔した。
最近、首都圏でも沖縄料理専門店が数多く出店している。宴会でもランチでも大人気のようだが、沖縄そばを専門に食べさせる『やんばる』は、東京に沖縄料理が根付くずっと以前より新宿に店舗を構えている。私が大学生のころ、生まれて初めて食べた沖縄そばはこの『やんばる』だった。
お店は沖縄ムード満点かと思いきや、意外に普通のラーメン屋さんのようなたたずまい。店外で食券を買うシステムで、とても入りやすい雰囲気だ。ランチタイムは行列ができるほどの人気店だが、ピークを外してもお客さんは多い。一番人気の<ソーキそば・880円>をいただいた。
カウンターに食券を置いてから3分も待たずに出てきた。なんと早いことか!カップラーメンより早い!お冷を口にするひまもなかった!沖縄生麺協同組合が掲げる「本場沖縄そばの定義」の中に「ゆで時間約2分以内で十分可食状態であること」とあるが、ここはそれを忠実に守っている。やはり“本物”の沖縄そばだ。
目の前に出されたとたん、カツオだしの香りがふんわり。これが食欲を刺激してくれる。やや濃いめの味付けだがカツオの風味はまったく損なわれていない。よく煮込んだソーキは、歯をあてると骨からしなやかにはがれてくれる。麺はコシがある一方でもっちり感はあまりなく、その分スイスイとすすり込めるので、あっという間に完食。
取材時の私はそれほど空腹でもなかったのだが、一気に平らげることができた。最初にカツオだしの香りにやられたのが大きい。一撃で食欲が炸裂してしまった。おやつや夜食などで気軽に食べられる沖縄そばだ。
(文◎松本壮平)
●SHOP INFO
店名:やんばる 本店
住:東京都新宿区新宿3-22-1
TEL:03-5269-3015
営:11:00~24:00
休:なし