オシャレなビアホールはひとり飲みにもぴったり

地下フロアにオープンした「B」は、ブルックリン・ブルワリーの代表的なビール「ブルックリンラガー」をはじめ、20種類前後のクラフトビールをラインナップするビアホール。タップだけでなく瓶の商品も多く、ここでしか飲めない直輸入のビールもあります。

クラフトビールを飲み慣れていない人におすすめなのが、ブルックリン・ブルワリーのビールを使ったオリジナルビアカクテル。2種類の爽やかなビアカクテルは、クラフトビールを飲み慣れた人にとっても新鮮に感じるはず。

これらのビールのお供となるのが、タコスやワカモレ&チップスなどのメキシカンフードや、生のじゃがいもをその場で揚げるフライドポテトなど、シンプルながらも少しこだわりが感じられる料理の数々です。

また、「ビアホール」と聞くと、仲間でワイワイ訪れるイメージですが、同店は大きなテーブルのカウンター席もあるので、仕事帰りにひとりで軽く飲んで帰りたいときにも良さそうです。

施設内には目黒『kabi』の新店舗やコーヒーショップ、ホテルも併設

K5のビル内には、目黒のレストラン『Kabi』が手掛ける『CAVEMAN』というレストラン&ワインバーもあります。レストランはコース料理のみの提供となっており、11品9000円、ペアリングが6000円となっています。
また、同フロアには目黒、代々木八幡にも店舗を構える、スペシャルティコーヒーの専門店『SWITCH COFFEE』も出店。メニューはシングルオリジンのコーヒーや、エスプレッソやカフェラテなどで、テイクアウトも可能です。

ほかにも、アジアのお茶や漢方をベースにしたカクテルが楽しめるライブラリーバー「青淵(アオ)」など、この建物内だけでもシチュエーションに合わせた飲食店選びができます。

さらに、この施設には全20室の「Hotek K5」というホテルもあり、宿泊者は『CAVEMAN』で朝食をいただけるんです。客室は全体的に落ち着いた雰囲気で、リノベーションされた築96年の建物ならではの温かみも感じられます。

東京のど真ん中でありながら、落ち着いた空気感の漂うK5は大人のための隠れ家といっても過言ではありません。ゆっくり食事やお酒が楽しみたいときにぜひ一度足を運んでみてください。
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●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。