気軽にお酒を楽しめる、昭和の風情漂う角打ち

「ある時、常連さんが店先で立ち飲みしてたんです。それを見てか、飲んで帰りたいという人がどんどん集まるようになり、今の角打ちをまた始めたんです」(金子さん)

浅草・吾妻橋のたもとにある『四方酒店』は、古き良き昭和の風情が漂います。ガラガラとガラス戸を引いて店内に入ると、店内の中央にテーブルが置かれ、棚にはたくさんの酒瓶、冷蔵庫にはビールや焼酎などが豊富にそろい、正面には角打ち用の日本酒がずらりと並んでいます。もちろん、どのお酒を飲んでもよし。おつまみと一緒に、その都度買って、飲む。その昔ながらの気軽さもいい感じ。
生ビールや日本酒、キンミヤ焼酎でホッピーを楽しむ人、コンビニでは売っていない海外のビールを味わう人、浅草名物・電気ブランを体験する人など、楽しみ方はそれぞれ。飲み屋より安く、気軽に飲める角打ちは、自由度が高くて、ワクワクしてきますね。

お酒につまみは付きもの。この店ではあえて作り置きの料理はおかず、軽く一杯を楽しむための“おつまみ”のみ。駄菓子屋のように、缶詰やせんべい、ナッツやソーセージなどが60円くらいから売っていてます。これまた、楽しい!