「あいもり定食」は豪勢だけどペロリと食べられる

今回は、「ラム肩ロース」「ごま味噌漬け肩ロース」「特選ヒレ肉」の3種盛りに、十六穀米と焼き野菜、キムチ、スープがついた「あいもり定食」をいただいてきました。
事前に「ラムが苦手な人でも食べられる、臭みのない肉です」と言われていたので、「タレやニンニクで肉の臭みを消しているのかな?」と思っていたのですが、どうやらそうではない様子。話を聞いてみると、クセや臭みがないのは、ニュージーランドの清涼なな水や良質な牧草で12ヶ月まで育った熟成ラム肉を使用しているから、とのこと。「本当にそれだけで臭みがないの?」と半信半疑のまま試食に移りました。
ラム肩ロースはとろける旨さ

まずはプレーンの「ラム肩ロース」を試食。アツアツのお肉を口に入れると、脂の甘みが口の中にふわっと広がります。肉質はとろけるように柔らかく、「これ本当に羊肉?」と疑ってしまうほど。懸念していたあの独特の臭みやクセもまったくなく、羊肉を敬遠していた筆者でもペロリと食べられました。醤油ベースの特製ダレにつけると脂の旨味が引き立ち、ご飯が進みます。
ご飯が進む! ごま味噌漬け熟成肩ロース

続いて、「ごま味噌漬け熟成肩ロース」をいただきました。こちらもプレーンと同様、クセや臭みがまったくありません。味噌がもつ酵素によって肉質がさらに柔らかくなり、旨味も凝縮されていました。ちょっと焦げ目をつけてから食べると、ごま味噌の香ばしさが食欲をそそり、何杯でもご飯を食べられそう。
特選ヒレ肉はジューシーな旨味が溢れ出す

最後に、1頭から1000グラムしか取れないという希少部位の「特選ヒレ肉」を試食。厚みからは想像できないほどの柔らかさに驚愕しました。また、「ヒレ肉はカロリーが低いぶんアッサリ」というイメージを覆し、噛むほどに肉からジューシーな旨味が溢れ出します。こちらは少し羊肉らしい風味がありました。とはいえ嫌なクセは皆無なので、苦手な人も美味しく食べられます。
このほか、もっとラムを楽しみたいなら、「スプリングラムチョップ」がオススメです。こちらもクセがなく、柔らかい肉質。肉々しさと、ギュッと詰まったラムの旨味をダイレクトに感じられるメニューです。

女性でも入りやすい雰囲気ではあるものの、席同士が近いため、人見知りの筆者は、最初ちょっと緊張してしまいました。でも、肉を焼いているうちに食事に集中できるように。カウンター席で店員さんに声をかけやすいというのも安心できました。なにより、「ラム肉は硬くて臭みがある」という固定概念が完全に覆されたことにビックリ。今後、お肉が食べたくなったときの選択肢にラム肉も加わると思うと嬉しくなってきます。
ラム肉に苦手意識がある人、1人焼肉に行ってみたいけど勇気が出ない人こそ、ぜひ『熟成仔羊焼肉 LAMB ONE』に挑戦してみてください!
(取材・文◎山崎理香子)
●SHOP INFO

店名:熟成仔羊焼肉 LAMB ONE(ラムワン)新宿本店
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-17-20 第3NKビル 1F
TEL:03-6265-9575
営:11:00~24:00
休:なし