鶏に始まり、鶏に終わる名店『だし 和食 福もと』

京急蒲田にほど近い柳通りは、蒲田のディープな素顔が覗けるエリア。その一角に今年3月、誕生したのが『だし 和食福もと』です。

店主の福本裕司氏は京都の料亭やホテルオークラで研鑽を積んだ料理人。子供向け料理教室なども開催するなど、料理に対する愛情がとにかく深い人です。

だしは料理に合わせて3種類を使い分けています。店内に漂うだしの香りがまた食欲をそそるんです。とはいえ敷居が高いわけではなく、おばんざいをはじめ本格和食を気軽に、がコンセプトです。

鶏は福本氏の出身地・徳島の阿波尾鶏を使用。香りとコク、しっかりとした噛み応えがあるからあげには、これまた徳島の名産すだちをたっぷり絞っていただきましょう。噛みしめるたびに旨味が流れ出します。
締めは「だし巻き玉子」を味わってみてください。卵のコシが驚くほど強く、通常の2倍量のダシを使用。そのふわふわ加減は、もはや天国気分。みなさんもぜひ味わってみてください。
(撮影◎赤澤昴宥 取材・文◎山脇麻生)
●SHOP INFO

店名:だし 和食 福もと
住:東京都大田区蒲田4-7-1
TEL:03-6424-5787
営:水・木・金・土ランチ 11:30~14:00、ディナー 18:00~23:00(金・土は翌1:00)、日16:00~21:00
休:月
※当記事は『食楽』2019年冬号の記事を再構成したものです