![豪快すぎる! 新小岩の素揚げの名店で“つくば鶏”の素揚げを食べてきた!](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage01.jpg)
東京・葛飾区の中でもJR新小岩駅周辺はからあげの名店がたくさんあります。今回、取材に伺った『大衆鶏酒場 とり素揚げ』もそのひとつで、店名の通り、鶏の素揚げが美味しいお店です。自信があるからこその命名でしょう。新小岩駅南口から歩いて1分ほどのお店で自慢の素揚げをいただいてきました。
こちらで使われる肉は“つくば鶏”。抗生物質・抗菌物質などを一切投与せず、主に植物性飼料で育てられた鶏で、臭みがなく柔らかい肉質が特徴です。おすすめはそのつくば鶏の半身揚げですが、いただいたのはハラミや砂肝の素揚げも味わえる「半身揚げ3点盛り」(1480円)。
![つくば鶏の半身揚げ(切り分け前)。この皮が美味しいんです](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage02.jpg)
15~20分ほどかけてじっくり揚げられた素揚げは、昆布でだしをとった醤油ベースの漬けダレに12時間以上漬け込んだもの。店長の藤田征成さんによると、下処理の段階で肉に穴を開けておくのがポイントだそう。そうすることで、肉が固くなるのを防ぎ、味が全体にしみわたりやすくなるんですね。
半身揚げはモモ、ムネ、手羽先、ササミが味わえます。驚いたのはムネ肉の柔らかさ。そしてうま味の強さ。淡白な感じはまったくなく、肉汁もじわじわと出てきます。唇や歯、舌に触れたときにツルンとした感触があります。
![ムネ肉。肉汁がじわじわと出てきます](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage03.jpg)
ムネ肉がそんな美味しさなのですから、モモ肉は言わずもがな。ムネ肉よりも強烈なうま味が舌に絡みつくよう。ほんのりした甘さも感じます。何より皮が厚めでカリカリしています。肉のうま味もしっかりしみ込んでいて、これだけ食べていたくなるほどです。
![ハラミの素揚げ。食べ始めると止まらなくなります](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage04.jpg)
ハラミと砂肝は、味付けしていない素揚げです。ハラミは歯ごたえがあり、一度食べ始めると「やめられない止まらない…♪」のパターンにハマってしまいます。飲み込む直前にうま味がのどから逆流してくる、これまた「ひと粒で…」のパターン。
![砂肝の素揚げ。何も付けなくても十分美味しい](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage05.jpg)
一方、砂肝はコリコリ食感がたまりません。味変を楽しめるように、おろしポン酢とニンニク味噌がついてきますが、いずれも何も付けずとも十分に美味しい。肉本来のうま味が存分に引き出された素揚げです。
●SHOP INFO
![大衆鶏酒場 とり素揚げ](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2019/06/20190626-karaage06.jpg)
店名:大衆鶏酒場 とり素揚げ
住:東京都葛飾区新小岩1-43-3 エスポワール2F
TEL:03-5879-5697
営:月~金 17:00~24:00
土・日・祝 17:00~24:00
休:無休
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。