
大盛り、山盛り、デカ盛りメニューの店が競い合う秋葉原エリア。今までに数多くの店がデカ盛りメニューを提供し、話題になり、中には去っていく店も…。そんななか、2008年にオープンして、10年間愛され続けている大盛りの丼があると聞き、向かったのは『たどん 秋葉原本店』。
秘伝甘辛ダレの焼肉丼専門店ですが、一番人気が、カルビ、ハラミ、豚ロース、かしわ(鶏肉)、4種の肉が丼にドーンと盛られた「BIG丼」。肉の中央に温泉卵がトッピングされた、豪華共演・夢のような丼です。
カルビ丼750円や豚ロース丼700円(それぞれ並/大盛り)などの通常メニューに、追加サービスで「肉プラス」200円があるのですが、「もっとガッツリ食べたい!」というお客さんのリクエストから、肉4種のせ&ゴハン大盛りの「BIG丼」がメニューに登場して3年。今では店1番人気のメニューになったとのこと。

注文して数分後、BIG丼が目の前に。味噌ベースの自家製甘辛ダレは、麹の甘さをほんのり感じます。中央の温泉卵を崩すことで、なめらかさとコクもプラスされます。これは周囲の目なんか気にせず、本能のまま、無心にガツガツかきこむタイプの丼です。

まずは手前にある肉をめくり一口。甘辛ダレと肉の旨味が口いっぱいに広がります。そこで、少しだけ顔を出したご飯をパクッ! う~んいいバランス。肉汁と米、タレの三重奏が幸せです。 ついついかきこんでしまい、口の中いっぱいの肉と米にモグモグウットリしてしまいます。


割りほぐした卵を均等に全ての肉にかけたいのですが、黄身の流れる方向は盛りつけ次第&どこから食べるか次第。最初に崩すと前半戦で卵終了~となるので、じっくり楽しみたいなら、序盤は卵に手をつけず、肉とタレ、ご飯を味わった後、中盤以降に箸を入れることをお勧めします。

1kg未満の重量なので、順調に食べ進められますが、もし口の中をリセットしたい、と思ったら、卓上にあるキムチをどうぞ。辛味の利いたスッキリとした味わいなので、肉の脂と甘さがリセットされます。もちろん肉に包んで食べても、ごはんに乗せて食べてもおいしい~!

店長におすすめの食べ方を聞くと、「取り皿をもらって、上の肉を取り分け、肉とご飯をバランスよく食べることですね。途中で温泉卵を崩すのがいいですよ」とのこと。やはり卵は中盤からだったんですね~。
ちなみにBIG丼、テイクアウトも可能なので、一人で食べに行くのはちょっと…という恥ずかしがり屋は、持ち帰って自宅で楽しむことも可能です。ランチタイムや週末は満席の場合が多いので、待つ時間はないけど食べたい! という人にもおすすめです。
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カルビ、ハラミ、豚ロース、かしわ(鶏肉)とそれぞれの肉の食感や旨味などを楽しんでいるうちに、気づいたら完食してしまう、恐るべき魅力を持ったBIG丼。JR池袋駅北口にもお店があるので、気になる人はぜひ挑戦を。
(撮影◎島本絵梨佳、取材・文◎石澤理香子)
●SHOP INFO

店名:たどん 秋葉原本店
住:東京都千代田区外神田3-3-16 神田ビル1F
TEL:03-3256-9530
営:11:00~22:00(LO)
休:休:なし