密度も濃度もテラ級!? 秋葉原『東京カフェレストラン アンジェリーフレスカ』のデカ盛り「ドリア」とは?

密度も濃度もテラ級!? 秋葉原『東京カフェレストラン アンジェリーフレスカ』のデカ盛り「ドリア」とは?
食楽web

 大盛りメニュー激戦区の秋葉原エリア、別にブームだから大盛りを出しているワケではなく、昔から秋葉原で働く人たちのお腹を満たしてきた“大盛り”もあるんです。

 それがこちらの『東京カフェレストラン アンジェリーフレスカ』。デカ盛り丼やデカ盛りラーメンはよくありますがここのお店では、デカ盛りのドリアが人気メニュー。早速注文してみました!

「ハンバーグドリア」大盛り1,330円。普通盛り1,180円にプラス150円。鍋の直径は約18cm
「ハンバーグドリア」大盛り1,330円。普通盛り1,180円にプラス150円。鍋の直径は約18cm

 パスタの大盛りが有名なお店ですが、人気を二分するのがドリアの大盛り。注文して待つこと数分、出てきたのは鍋! 直径20cmほどの鍋に敷き詰められたドリアが登場しました。真ん中にハンバーグがドーン、その周りをホワイトソースがクツクツと煮えています。

鍋の高さ、約10cm! ズズッとスプーンが入っていきます
鍋の高さ、約10cm! ズズッとスプーンが入っていきます

 上から見ただけなら、あ~なるほど、と思う大きさかもしれないですが、鍋が結構深い。通常のグラタン皿の深さが約2~3cmなのを考えると、3倍以上の深さです。ハンバーグにたっぷりのホワイトソースとデミソース。濃度といい密度といい、なかなかのボリューム感。もちろん手に持って食べるなんて無理。皿&鍋の重さだけで990gもあって重量感ハンパないです!

重さは1,142g(器の重さを除く)。1kgちょい、なんて思ったら甘い! 見た目以上にドッシリしています!
重さは1,142g(器の重さを除く)。1kgちょい、なんて思ったら甘い! 見た目以上にドッシリしています!

 下に敷いた皿、ドリアの器(鍋?)を除いた重さは1キロちょい。これなら、大喰いにとっては余裕……なんて思ったら大間違い!

 まず熱い! できたてのドリアは、少しずつ冷まして食べないと、上顎をヤケドします。なのでちょっとずつ、ちょっとずつ掘って食べていきます。食べやすい温度になるまで早食いは厳禁です。

のびるチーズとハンバーグとの相性がたまらない!
のびるチーズとハンバーグとの相性がたまらない!

 いざスプーンを入れて、まずは中央のハンバーグから。すくってみると、チーズがトロ~ンと伸び、その周りをホワイトソースが囲み、もぉ絶対おいしいこと確実! たちあがる湯気も、写真映え狙ってる? と思えるぐらい完璧な一口目です。

 これ、みんな大好きなドリアの味! ママの味ともファミレスの味とも一味違う、プロのおいしさなのに、どこか懐かしい味わい。フーフー冷ましながらも、食べるスピードが上がってきます。ホワイトソースとデミソース、2層のソースにジューシーハンバーグ、そして下で待っているのはアツアツのトマト味ライス、これらがまとめて口の中にやってくるのって、もぉ幸せすぎます!

平日ランチ限定でつくミニデザート。シュークリームのミニスイーツ
平日ランチ限定でつくミニデザート。シュークリームのミニスイーツ

 ちなみに平日ランチタイムはスープ、サラダ、ドリンクのほかにミニデザートがセットでついてきます。週末はスープ、サラダ、ドリンクつきのセットです。

万世橋の交差点そば、地下にある店。ちなみにドリアの普通盛りと中盛りは同一料金です
万世橋の交差点そば、地下にある店。ちなみにドリアの普通盛りと中盛りは同一料金です

 始めたきっかけを聞いてみたところ、今ではオタクの聖地と呼ばれていますが、その前は“白モノ家電の街”だったという秋葉原。白モノとは、洗濯機とか冷蔵庫とか、いわゆる白い電化製品のことです。
「実はね、電気街の社員レストラン的な存在だったんですよ」と話す店長の林さん。「店員さんたちは立ち仕事だから、昼に食べたら夜までずっと食べられない。だから残業があっても小腹が空かない、ボリュームのあるお昼ご飯を、ってことで、大盛りにしたのが最初なんです」。

 ドリアのほかにも、ランチタイムのパスタは15種類あり870円~。「ナスとベーコンのトマトソース」(990円)や「ナポリタン」(920円)などがあり、超大盛りは追加料金なしでオーダー可能です。オムライスの大盛り100円増しも人気が高いとのこと。となると、次回はオムライスかパスタの大盛りに挑戦したくなります。

 かつては白モノ家電を売る店員さんの胃袋を満たすため、そして今は秋葉原を歩き回ってお腹がペコペコになったオタクの皆さんや外国人観光客などに人気となった大盛りメニュー。大盛りメニューはランチタイム限定なのですが「こっそり言ってくれれば、夜も注文OKですよ」と林さん。秋葉原で働く人たちはもちろん、お腹を減らしてやってくる大喰いの人たちへの愛にも溢れた、やさしい気持ちになれるお店でした!

(撮影◎奥西淳二 取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

アンジェリー フレスカ

店名:東京カフェレストラン アンジェリーフレスカ

住:東京都千代田区外神田1-15-2 半田ビルB1F
TEL:03-3253-3800
営:11:30~23:00(LO22:00、ランチタイム~16:00)
休:2019年1/1 ※2018年12/31は18:00LO