
ここ数年、東京では“つけ蕎麦屋”が急増中。今回は、サーファー店主が十割つけ蕎麦で勝負する、根津の『ムラマサ』を取材してきました!
千代田線・根津駅から徒歩1分の路地裏にある『十割つけ蕎麦ムラマサ』。2016年12月、老舗蕎麦屋さんが多い界隈にオープンしたお店です。ブルーの庇と木をアクセントにした外観で、一見すると蕎麦屋とは思えない佇まい。

伺ったのはお昼過ぎ。看板を見ると、5種類の蕎麦メニューがあり、どれも「常陸秋蕎麦」(ひたちあきそば)を使った十割蕎麦のつけ蕎麦と書いてあります。「常陸秋蕎麦」といえば、蕎麦好きならご存じ、「風味、香り、甘み」の三拍子が揃った蕎麦の品種で、茨城きっての特産物。
メニューの写真は、その極上の「常陸秋蕎麦」を洋風のお皿に盛りつけていたり、つけ汁もスープカップの器に入っていたりと、ずいぶんとカジュアルです。蕎麦屋といえば、立ち喰い蕎麦から街蕎麦店、「更科、薮、砂場」といった高級系までいろいろありますが、こちらはどの部類にも入らない不思議な空気が漂っています。さっそく入店してみました。
