味も見た目も超一流! かき氷の名店『廚 菓子 くろぎ』で黒みつきなこを食べてきた

味も見た目も超一流! かき氷の名店『廚菓子 くろぎ』で黒みつきなこを食べてきた
食楽web

 かき氷がブームです。ひと昔前まで、かき氷といえばシロップをかけただけの簡単なもので、夏だけのものというイメージがありました。しかし最近は一年中かき氷を提供しているお店が増えています。盛り付けやトッピングにこだわるところも多く、シロップではなくソースと呼ぶお店まで。もはやスイーツ界で独自のポジションを確立していると言ってもいいでしょう。

すぐに溶けないのでゆっくりと味わえます
すぐに溶けないのでゆっくりと味わえます

 かき氷マニアならずとも、一度は食べておきたい絶品かき氷が、実は東京大学の本郷キャンパス内にあります。それが『廚 菓子 くろぎ』。美味しく、かつフォトジェニックなかき氷が食べられると、大人気のお店です。氷は純氷を使用、これをふんわりとした食感になるよう優しく削っています。

 この日は名物「黒みつきなこ」(1,600円)をいただくことに。

お好みで黒みつをかけます
お好みで黒みつをかけます
きな粉と黒みつの色彩が美しい!
きな粉と黒みつの色彩が美しい!

 シロップをかけただけの、昔のものとは明らかに別物。氷部分が見えないほどたっぷりときな粉をまとった姿がまばゆい。てっぺんには北海道産の小豆が。黒みつをかけて、さっそくいただくことに。黄金色の山肌を、光沢のある漆がゆっくりと流れ落ちていくようで、色彩感がなんとも豪華です。食べずにしばらく眺めていたくなるほど。スプーンを入れると、サクッという感触が手に伝わってきます。

 このかき氷、ここからがその本領発揮。ただの氷ではないのです。口の中でフワフワそしてしっとりしたくちどけの食感を甘みとともに楽しめます。しかもすぐに溶けない! 氷と甘めの生クリーム、濃口醤油をミックスしているためで、氷だけならこんな食感は実現できませんし、口に入れた瞬間に消えてなくなるでしょう。至福のひとときをしばらく堪能できます。氷の奥にはクルミやあずきも入っており、とくにクルミのカリッとした食感がまたいいアクセント。きな粉の風味も最後まで楽しめます。かき氷の常識を打ち破る逸品に出会えました。

 お店は東大の春日門を入ってすぐの左側にあります。東大関係者の来店が多いと思いきや「東大とは関係ないお客様のほうが多いですよ」と店員さん。誰でも気軽に食べに行ける、嬉しいお店ですね。

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

店名:廚 菓子 くろぎ

住:東京都文京区本郷7-3-1東京大学本郷キャンパス春日門側ダイワユビキタス学術研究館1F
TEL:03-5802-5577
営:9:00~19:00(18:30 L.O.)
休:不定休