塩で食べる宮崎和牛のハンバーグの味わいやいかに?

さて、13時半に最後尾に並びはじめ、入店できたのはなんと14時20分でした。50分間も並んでいたことになります。正直、途中で「長いなぁ」と感じましたが、休日にせっかく並んでギリで入れた幸運も手伝ってか、疲れはさほどなし。とっておきの宮崎亭ランチタイムをゆっくり楽しみたいと思います。
ちなみに、待ち時間は長いですが、並んでいる間にメニューを渡され、入店前に注文を聞いてくれるので、入店してから料理の提供まではとても早いです。『宮崎亭』のホリデーランチメニューは、和牛ハンバーグ、和牛ステーキ、さらにその両方を楽しめるコンボセットがあります。
今回のお目当ては「和牛ハンバーグ」。これは大きさに種類があり、140g(1430円)、180g(1760円)、220g(2090円)、さらに180g×2のダブル(3080円)といった具合です。ちなみにお店のオススメは180g以上ということでした。
そして、『宮崎亭』の最大の特徴は、先述のとおり宮崎県産の和牛を使用していること。その和牛本来の味わいを楽しんでもらいたい――との思いから、こちらのハンバーグはつなぎを最低限しか使っておらず、また、コショウやナツメグといった香辛料も使用していません。

運ばれてきたハンバーグにソースは直接かかっておらず、器に入っています。また別皿で「500万年前の塩」なるものも添えられています。
ハンバーグのオススメの食べ方は、(1)まずはそのまま食べる、(2)「500万年前の塩」をかけて食べる、(3)お好みで別添えのソースをかけて食べる、といった流れ。味の薄いものから濃いものへ、というわけですね。

さっそくいただきます。こんがりカリッと焼きめのついたハンバーグをナイフでカットすると、中は柔らかくて、ジュワっと肉汁が溢れ出ます。食べてみると香ばしく、濃厚な肉汁が口にふわ〜っと広がります。なんという肉々しさ。もう高級なステーキを食べているかのようです。
続いて、オススメの塩でいただきます。この塩が500万年前のものだと思うと気が遠くなりますが、今はそれよりも目の前のハンバーグです。この塩をちょっとふりかけるだけで、肉の旨みが一層、くっきりと浮き上がってきます。ウマい!
まとめ

さらにソースでも食べてみました。フルーティで甘めのソースのおかげで、同じハンバーグなのですが、先程の肉々しい味わいが、グッとやわらぐ感じがします。
ちなみに今回、筆者は220gのハンバーグを注文しましたが、美味しすぎて「肉、全然足りない……」と思いました。せっかくなので、180gのダブルにすればよかったと後悔。
というわけで、『宮崎亭』のホリデーランチ、長い行列と待ち時間をものともせず、辛抱強く並ぶ人が多い理由がわかった気がしました。記念日などにディナー予約もいいと思います。たまには心ゆくまで贅沢なハンバーグタイムを過ごしてみてはどうでしょうか。
(撮影・文◎土原亜子)