同じカツカレーだけど、何がどう違う?
今回は、両者とも「カツカレー」をオーダーし、それぞれを食べ比べて改めて味を確かめてみることに。
まず、価格を比較すると、以下の通りです。やはり圧倒的にココイチは高いですね。
・『マイカリー食堂』の「手仕込みロースかつカレー」:690円(ごはん並盛、0辛)
・『CoCo壱番屋』の「ロースカツカレー」:928円(ポークソース、ごはん基本量、0辛)
『マイカリー食堂』はごはん大盛りにすると+100円、カレーの辛さは0~4辛まであり、無料で選べます。
一方の『CoCo壱番屋』は、カレーソース(ポーク、ビーフ、野菜)、ライスの量、辛さを選べます。そしてこの3つ(ソース、ライス、辛さ)を変更すると値段も変化。ちなみに今回は2辛にしたので+44円。
では、まず『マイカリー食堂』のカツカレーから食べてみましょう。
マイカリー食堂の「手仕込みロースかつカレー」の味は?
『マイカリー食堂』に入店すると、タッチパネルの券売機が数台あり、メニューの選択から支払い(先払い)まで、それですべて済ませます。
あとは好きな席に座り、自分の番号がモニターに表示されたら商品を取りに行き、食べた食器は自分で戻す、ほぼセルフサービス形式。なお、メニューは「ロースかつ」、「欧風ビーフ」、「オムレツ」「バターチキン」「プレーン」など多彩です。
そして特筆すべきは、その提供スピード。昼の混雑時でも、注文からカレーの完成まで10分もかかりません。そして登場した「手仕込みロースかつカレー」690円がこちら。
ビジュアルは、いわゆるオーソドックスなカツカレーといった感じで、ココイチとあまり変わりませんが、ロースカツにカレーが1ミクロンもかかっていないのが特徴です。
カレーソースを一口食べてみます。今回は2辛にしたので、ちょい辛め。で、辛さの奥に感じるのは、わりとあっさりタイプのカレーの味わい。コクや深みはあまり感じません。「ま、こんなもんか」という感じです。
そして、手仕込みロースかつ。衣は薄付きできめ細かく、揚げたてでアッツアツ。噛むとサクッと心地よい音が耳に響きます。ちなみに厚さは目測で1.5cmほど。脂身は1切れごとに端っこにちょっとあり、赤身部分もほどよく柔らかく、揚げ油のキレもよいので、しつこさやクドさはまったくありません。
そしてごはんもかなり美味。お米がツヤツヤしていて、みずみずしい。カレーソース、とんかつ、ごはんを一緒にして口に入れると、カレーソースのコクが薄めではあっても、三位一体となって、ちょうどよいバランスになるのです。
というわけで、『マイカリー食堂』の「手仕込みかつカレー」は、690円という安価ながら、これはこれで満足度の高い一皿であると、改めて納得しました。続いて、味を忘れぬうちに、すぐに近所にある『CoCo壱番屋』に向かいます。