●カレーチェーンの代表格『CoCo壱番屋』と松屋が手がける『マイカリー食堂』。どっちの「カツカレー」がウマいのか? 店をハシゴして食べ比べてみた。
日本全国にカレー専門店は数多くありますが、真っ先に頭に浮かぶのは『CoCo壱番屋』(通称ココイチ)の黄色い看板ではないでしょうか。なんと国内に1200店舗以上もあります。
どの店に行っても同じ味が楽しめるのはありがたい話ですが、ココイチの難点は、味でも接客でもなく、価格です。思ったより高い…と思っている人はけっこう多いハズ。
例えばココイチに入り、ベースのカレーに肉や野菜をトッピングすると、簡単に1000円を超えてしまいます。正直言って、何もかもが値上がりしている昨今、気軽に行けるチェーン店とは言いがたい印象すらあります。
そんなわけで最近、筆者はもっぱら近所にできた『マイカリー食堂』に行くようになりました。ご存知の人も多いでしょうが、この『マイカリー食堂』は、あの『松屋』が手掛けるカレー専門店。だからなのか、牛丼同様、安さが魅力。カレーにトッピングをつけても600円台で食べられます。
ちなみに『マイカリー食堂』は2023年10月末現在、全国148店舗(松屋・松のや併設店含む)しかないので、ココイチに比べると圧倒的に少ないのが現状ですが、これが近所に一軒あると、ランチ時などは非常にありがたいのです。
しかしある時、まだ『マイカリー食堂』に行ったことがないという友人に同店のコスパの良さを語っていたら、「それで、そこはココイチより美味しいの?」と核心をついた質問をされ、思わず答えに詰まってしまったのです。うーん、並べて食べたことがないから、なんとも答えづらい……。
そこで今回は、ズバリ『マイカリー食堂』と『CoCo壱番屋』の2店舗をハシゴして食べ比べてみようという企画です。