鮨のクオリティはいかに?

再びメニューを開き、寿司のページを見ると、かなり多彩なネタが揃っており、創作寿司もあります。100円寿司とまではいきませんが、ここでも359円ネタが盛りだくさん。安心ですね。
あれもこれもと目移りしますが、大トロや鮪、ハマチなどを8貫盛り合わせた「上玉」(1199円)をベースに、「雲丹といくらのこぼれ軍艦」(359円)や「穴子一本」(479円)などを追加注文してみました。

盛り合わせの構成はウニ、イクラ、穴子、大トロ、マグロ、ハマチ、イカ、海老、ツブ貝、イワシという布陣。黒酢やバルサミコ酢などをブレンドしているというシャリは、お酒に合うように配合しているんだとか。
「雲丹といくらのこぼれ軍艦」を口に放り込めば、魚介のツブがシャリとともにホロホロとほどけ、とろりとはじけるイクラ、濃厚なウニの旨味。うーん、美味しい!
高級な寿司屋で値段を気にして緊張しながら食べるより、こんなふうに明朗会計でウニ・イクラをたっぷり食べられるのは最高。いわしだって身が太っていて、脂の甘みがしっかり生きています。
まとめ

というわけで、肴から〆の鮨にいたるまで食べて飲んで、お会計は1人4000円ちょっと。今回は初訪店だったので、ついおつまみを頼みすぎてしまいましたが、しっかり絞ればかなりお安くいけると思います。
おつまみも充実していますが、やっぱりここで美味しいのはお寿司なので、お酒が好きな人も、つまみはそこそこにして、サクッと握りを食べるのがオススメ。ここは、物価高騰の地獄の中で、ちょっとしたオアシス的なお店かもしれません。
(撮影・文◎土原亜子)