台湾旅行で台南に行ったら絶対食べるべき「必食グルメ」4選

100年以上の歴史を誇る台湾ラーメンの元祖「担仔麺」

「担仔麺」小 50TWD
「担仔麺」小 50TWD

 台南を訪れたらまずチェックしておきたいのが、1895年創業の『度小月』発祥の「担仔麺」です。創設者の洪さんは元々漁師をしていましたが、天候不良で魚が獲れない不漁の時期「小月」に、家族を養うために麺を売るようになったのがお店の始まりです。

『度小月』の「担仔麺」は、特製肉そぼろ、インドネシアボルネオ島のマングローブエビを使い、百年伝承の五賢酢とエビスープなどで味を整えています。麺はコシのない食べやすい中華麺で、醤油ベースでほんのり酸味とニンニクが効いたスープが優しい味わい。シャキシャキのもやし、大根おろしの辛さが肉そぼろの旨みと甘い脂とベストマッチです。

 人気店ですが、台南市内に複数店舗があるほか、原始店では通し営業をしているので、ピーク時間を避ければ意外とスムーズに入店できました。台南では食べ歩き文化が根付いているので、小サイズを一品だけ注文するのも問題ありません。小腹が空いた時にもおすすめの一品です。

●SHOP INFO

店名:度小月 原始店

住:台南市中西區中正路16号
TEL:+886-06-2231-744
営:11:00~21:30
休:なし
https://noodle1895.com/ja/home-jp/

鰹出汁香る! 汁だくエビチャーハン「蝦仁飯」

手前左が「蝦仁飯」65TWD、右が豚肉をトッピングした「蝦仁飯」85TWD
手前左が「蝦仁飯」65TWD、右が豚肉をトッピングした「蝦仁飯」85TWD

 漁港が近い台南は、台南以外では味わうことができない海産物を使った料理が目白押し。鰹出汁で炊いたご飯と、エビを炒めたエビチャーハンの「蝦仁飯」もその一つです。

 二大人気店の一つである『集品蝦仁飯』の「蝦仁飯」は、鰹出汁のほか、醤油や砂糖でご飯を炊き込んでおり、チャーハンというより汁だくエビ丼という趣。テーブルに置いてある、塩味強めのたくあんで味変しながら食べるのが台南人流です。鰹出汁の香りが豊かで、エビもたっぷりなため、小サイズでも十分な満足感を得られます。

 ちなみに台湾の食堂は、注文票にメニューをチェックし、スタッフに渡してオーダーするスタイルが主流です。また、「小菜」と呼ばれる副菜を冷蔵庫などから好きに選んで食べる文化もありますので、ぜひトライしてみてください。

●SHOP INFO

店名:集品蝦仁飯

住:台南市中西區海安路一段107號
TEL:+886-06-2263-929
営:9:30~21:00
休:不定休
https://maps.app.goo.gl/eZnZL9mSs2xrp1uJ9