シンガポール発、ココナッツの風味が優しい話題の「カヤジャム」の味わい方

シンガポールの朝食やブランチでは欠かせない「カヤジャム」。このカヤジャムをトーストに塗って食べる“カヤトースト”は海外にもファンが多く、東京にカヤトースト専門店がオープンした時は店内がごった返しました。
ちなみに筆者は大の甘いもの好きで、世界60カ国以上でスイーツの食べ歩きをしましたが、カヤトーストはベスト5に入るほどの大好物。ついに『カルディ』に登場した時は、あまりの嬉しさにガッツポーズしました。

カヤジャムとは、ココナッツミルクをベースに砂糖と卵、パンダンという植物から作られた東南アジアではポピュラーなパンダンジュースを加えたジャム。かなり甘めですがココナッツミルクの風味と合わさって、まろやかで優しい甘さです。クセもないので食べやすいですよ。
トーストにそのまま塗っても十分美味しいですが、せっかくなので本場シンガポールの朝食を再現してみました。
シンガポールの絶品朝食「カヤトーストセット」

カヤトーストに温泉卵、コンデンスミルク入りのコーヒー。シンガポールではこの3点セットが定番です。カリッと焼いたトーストにカヤジャムをたっぷり塗り、さらにバターを一緒に挟めば、本場のカヤトーストの出来上がり!
バターは臆することなく多めに使うのがポイントです。

朝から甘いジャムに大量のバターを摂取する背徳感がまた良し。しばらくこの味を楽しんだら、温泉卵の出番。卵を潰して、カヤトーストに絡めます。

これがまた合う! 卵が加わるだけで、スイーツから一気に食べ応えのある食事へと味変するから不思議です。朝からエネルギーと栄養をたくさん摂って、なんだか活力が湧いてきます。
普通のトーストよりもサンドイッチ用トーストの方が、よりカリカリして本場の味に近づくのでおすすめですよ。