チューブ入り調味料で優秀だったのはどれ?

購入したのは、ファミリーマートで「きざみらっきょう」(145円)、「きざみ福神漬け」(145円)。ダイソーで「きざみレモン」(110円)と「粗切りトウガラシ」(110円)、さらに西友で「きざみみょうが」(203円)の5つ。
一気に正直な感想をご紹介していこうと思います。まずは、「きざみみょうが」。夏の定番のそうめんを食べる際に、つゆに入れて食べてみました。

S&B食品の高知県産のみょうがを使用している「きざみみょうが」。みょうがに期待するのは香りと独特の苦味。でも、この商品は期待したよりも香りがかなり弱いです。苦味はあるのですが、「みょうがってこんな苦味だっけ?」と思ってしまう味でした。これなら、やはりホンモノのみょうがを買ったほうがいい……。
続いて、「粗切りとうがらし」と「きざみレモン」。今回は、焼き肉の薬味として使ってみました。

まず、「粗切りとうがらし」。唐辛子だけでなくニンニクやお酢なども入っている調味料で、かなり辛い。でも旨みもコクもあって、これは高得点です。
そして「きざみレモン」は、レモンの果皮、レモン濃縮果汁、食塩、お酢なども入った調味料。レモンの皮ごと入っているので、酸っぱさだけでなく苦味もきちんとあります。焼き肉と食べるとさっぱり食べられました。おそらく餃子や唐揚げといった脂っこい料理にぴったり。でも、レモンは1個買えば使い切れるし、瓶のレモン果汁などもあるので、あえてチューブを買う必要はないかもしれません。
最後は、らっきょうと福神漬のチューブ調味料です。どちらも冷蔵庫に残りがちなアイテム。そして、この2つを試すなら、もちろんカレーライスですよね。

カレーライスにチューブ調味料を絞り出すのはちょっと不思議な感覚でしたが、食べてみると、らっきょうも福神漬も味はバッチリ。むしろ「これでいいじゃん」と思うほど味に違和感がありません。
ペースト状なので、らっきょうのポリポリ、福神漬のシャキシャキした食感は感じられませんが、“味覚のアクセント”だけを期待するなら、チューブで十分ではないかと思いました。さらに言えば、らっきょうや福神漬を噛むと、口の中がその味一色になるので、カレーのスパイスになじむチューブ調味料のほうがいいかも、と思ってしまったくらいです。

というわけで、チューブ調味料をいろいろ試してみた結果、いまリピートして常にストックしているのはダントツで紅生姜です。とくに長引くおうち時間の食事に、カップ麺や丼ものなどに欠かせないほど大活躍中です。
(撮影・文◎土原亜子)