サイゼリヤ、通称「サイゼ」には、定番メニューが無数にありますが、必ず上位に入るのが、「ミラノ風ドリア」(300円)や「小エビサラダ」(350円)、そして「辛味チキン」(5本300円)です。3品食べても1000円以下で、お腹いっぱいになれます。
さて、その中でも「辛味チキン」は、筆者の家でも特に大人気。行くと必ず注文するのですが、つい最近、家族の一人が「サイゼの辛味チキンが冷凍になったよ」と、喜んで買ってきたのです。
なんと1袋1.5kg(約40ピース)も入って2200円。1本あたり55円と確かにおトクではありますが、いくら好きだからと言って、こんなに大量のチキンをどうするんだ!? と一瞬焦りました。しかし当人は「辛味チキンは揚げてないからしつこくなくて、たくさん食べられるんだよ」と至って冷静。ホントに食べ切れるのか?
実際、説明書通りに、冷凍のままレンジで2分温め、そのあと、オーブントースターで5~10分カリッと焼いて食べてみると、お店とまったく同じ味! “辛味”とはいえ、決して辛すぎず、香辛料のスパイシーさとトマト風味のマイルドな味付けで、お肉も柔らくて軽いんです。これは一人5~6本を軽々食べられます。
そこで、我が家ではしばらくの間、辛味チキンをおつまみにしたり、お弁当のおかずにしたりと大活躍することになりました。家族それぞれ、好みのスパイシーソースにつけて食べたりして、1袋はあっという間に食べ終わりました。そしてすぐにリピ買い。
そして最近、この辛味チキンの美味しい食べ方を見つけたんです。それが韓国で大流行している「パネチキン」風のアレンジ。
ちなみに「パネチキン」とは、スパイシーなフライドチキンに、トマトクリームソースとチーズが入ったバゲットを合わせる料理です。
作り方はいたって簡単。トマトクリームソースは、「トマトピューレに生クリーム、オリーブオイル、水を入れて煮立たせる」だけ。耐熱容器の器にトマトクリームソースを敷き、辛味チキン、バゲット、生クリームで溶いたとろけるチーズをかけて、オーブントースターで焼き上げます。
パネチキン風にアレンジすると、辛味チキンはサイドメニューというより立派なメイン料理になります。しかもチーズと辛味チキン、トマトソースの組み合わせは、相性抜群! これは家族も「めちゃくちゃ旨い!」と喜んでいます。他にもキムチやコチュジャンなどを入れても美味しくて、ビールがどんどん進みます。
というわけで、このサイゼの「冷凍辛味チキン」は、おうちごはんの強い味方になってくれますよ。
(撮影・文◎土原亜子)