節約と体にも良い野菜うま塩ご飯のススメ
![冷蔵庫の野菜、すべて使い切れていますか? [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/07/20240720-umashiogohan02.jpg)
日本人は食べ残しが3割、冷蔵庫で痛んだ食品を捨てているロスフードが1割というデータがあり、野菜の皮を剥くことも結果的なロスに繋がり、実は栄養のある部分を捨ててしまっていることも。なるべくすべて使い切ることができるレシピを知ることが、節約と健康のためになります。
今回ご紹介する「野菜うま塩ごはん」。白米と野菜を一緒に炊き合わせるので、食後、高血糖を防ぐ嬉しい効果も期待できそうです。
ご飯は小麦食品よりも血糖値の上昇が緩やかで、さらに野菜の食物繊維が加わることで、血糖値の乱高下を抑える効果が期待できます。
「1日の野菜の摂取目標値は350gとされ、野菜とご飯を一緒に炊くことで、その不足分を補うことができます!」(本多先生)。
まさに良いこと尽くめのレシピなのです。
野菜まるごと入れるべし!「野菜うま塩ご飯」の作り方

料理酒ご飯を作るポイントは、野菜はカットせずまるごと炊飯器に投入すること。栄養も旨味も逃さないよう、ニンジンやナスも皮つきがおすすめ。芯や皮など固いところも炊飯器ならホロっと柔らかく、甘みを引き出します。
材料
・お米……二合
・料理酒……100ml
・お好みの余り野菜(ニンジン1本、ナス2本など)
作り方
1.炊飯器の内釜にといだお米と料理酒を入れる
2.水を2合の目盛りにあわせ、よくかき混ぜる
3.その上に野菜や具材をそのままのせて炊飯する
4.炊き上がったら、野菜をくずすように混ぜ合わせて完成!

炊き込みご飯のように食材を細かく切る必要がないのも、このレシピならでは。ニンジンとタマネギ、ナスとトマト、など野菜の組み合わせ次第で、和洋中のそれぞれの料理に合う料理酒ご飯が作れますし、シーチキンや油揚げ、鯖みそ煮缶、豆類などタンパク質を加えたら、それだけでバランスの取れた食事の完成です。
加塩&ワイン入りの料理酒と相性バツグン

使う料理酒は自宅にあるものでもかまいませんが、これから揃えるという人は「加塩・ワイン入り」の料理酒を選んでみましょう。
料理酒メーカーの老舗『キング醸造株式会社』の竹山さんから、「料理酒に含まれる塩分が料理のまろやかな塩味を引き出し、味を調えます。もうひとつのポイントはワインの要素が入っていることです。ワインの要素が入っていることで和洋どちらのごはんにも合う野菜うま塩ごはんができあがります」と上手に作るためのアドバイスをいただきました。
純米吟醸など飲用の日本酒は、野菜うま塩ごはんを作るときには向いてないそう。お米料理の旨味を出してくれる加塩の料理酒をぜひ活用しましょう。
●DATA
キング醸造株式会社
https://hinode-hd.co.jp/king/