牛、豚、鶏に次ぐ“第4の肉”として注目を集める羊。日本では北海道のソウルフードとして知られる、ジンギスカンが最もポピュラーな食べ方ではないでしょうか。巷には専門店も増えていますが、近年では羊肉需要を受けてスーパーなどでも取り扱いが広がっています。
そこで売り場を訪れると、ラムチョップなどの生肉のほかに、味付けされたパック入りのジンギスカン用羊肉も見かけるはず。そして先日、この後者の頂点を決める「味付ジンギスカングランプリ」が開催されました。本稿ではそもそも味付けジンギスカンとは何か、そして王者となったのはどの商品か、といったことをレポートします。
味付けジンギスカンは手軽さが魅力
味付けジンギスカンは、その名の通り味が付いたジンギスカンのこと。多くは味付け牛カルビのように、パックされた状態で販売されています。専用のタレなどを使わずに、焼けばすぐ食べられる手軽さが大きなメリットといえるでしょう。
ただ羊肉の人気が高まっているとはいえ、まだ日常的に食べられるような存在にはなっていません。その足掛かりとして最適なのが味付けジンギスカンであり、「味付ジンギスカングランプリ」も、入門に適した商品をより普及させるために開催されたという趣旨があります。
審査員特別賞の3商品は独自性が高評価に
実行委員会に聞けば、商品点数は全部で200種以上あり、その内の68商品が今回応募してきたのだとか。対象の全68商品を審査員6名で11時間にわたって実食審査をして、選ばれたのが7つ。その中の1つがグランプリです。審査員特別賞に輝いた3紹介からしていきましょう。