狂気の2115kcal！ 「ペヤング 超超超大盛やきそば GIGAMAX GREATBOSS さばの水煮入り」は旨いのか？ 実際に食べてみた

重量感も発想もスゴい！「ペヤング超超超大盛りやきそば GIGAMAX GREATBOSS さばの水煮入り」を実食

　パッケージを開けて中蓋をペリペリとめくると、出てきたのは2個分サイズの麺が2個と、かやく＆ソースの袋。そして…レトルトの「さばの水煮」。通常の「ペヤングやきそば」に入っているふりかけとスパイスの小袋がないのは、「さばの水煮」が全部面倒見ちゃうよ、ってことなんでしょうか。

　1.3Lのお湯を沸かし、カップに注いで待つこと3分。ずっしりと重いお湯を流してソースを混ぜ、最後にさばの水煮を汁ごと麺の上にぶちまけて完成です。あら、さばの量はかなり少なめですね。缶詰の半分あるかないかくらいです。

　麺からの温かい湯気に混ざる「さばの水煮」の匂いに、感じたのは違和感どころか「あれ、美味しそう！？」。まずは気になる「さばの水煮」からいってみましょうか。

　うーん…。これは何の変哲もない「さばの水煮」。レトルトの袋に国産さばを使用と書いてありましたが、確かに腹身の脂の乗り方に上質さを感じないこともない。まあ、海外産さばとの違いがわかるほど水煮は食べてないので、この辺は気分というか雰囲気に流されてるだけかもしれません。

　続いてはメインのやきそば。麺もかやくのキャベツもソースの味わいも、いつも食べてる「ペヤングやきそば」そのまんまです。水煮の汁が混ざっているところは、その味が加わってちょっと風味がよくなってます。最後はさばの身と、水煮汁＆ソースをしっかり絡めた麺とともにいただきます。こ、この味は…ズバリ、言っちゃいましょう。「さばの水煮とペヤングやきそばが一緒になった味」です。ペヤングやきそばの特徴である（主に麺からの）甘めの味わいに、さばの身と水煮汁からの控え目な塩味が被さることで味に変化が生まれ、思った以上に美味しくなっています。へえ、こんな風になるんだねえと思わず感心してしまいました。

　食べても食べても同じ味が延々と続き、しかもそれなりに量を食べているはずなのに、カップの中身が全然減りません（泣）。ということで、マヨネーズや唐辛子、お酢をかけるなどのエクストラな味変を敢行。何とか完食に至りました。ごちそうさま！

　まず改めて思い知らされたのがGIGAMAX＝ペヤング4個分の破壊力です。さばの水煮が食感と風味にアクセントを加えるとはいえ、良くも悪くも圧倒的な“ペヤングの味と量”に押されてしまうのがポイントになります。今回はマヨネーズなど強めの調味料をプラスしてみましたが、何ならさばも水煮じゃなくて味噌煮にすればもっと美味しく、スムーズに食べられるんじゃないかと思った次第です。

　職場や仲間内など数人でシェアして食べる分には問題なくいただけますが、もし1人か2人でチャレンジという場合は、通常のペヤング若しくは2個分の「超大盛」で挑むのがオススメ。味は問題なし、とにかく量だけが半端ないので、ぜひお腹を空かせておいてから完食に挑んでみて下さい。