スナック菓子でおなじみの「フリトレー」が『旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ』とのコラボ商品『肉厚チップス モモ一本グローブ揚げ味』を発売しました。
なんでもミライザカの監修で、からあげグランプリで金賞を受賞した「骨付きモモ一本グローブ揚げ」の味を再現したスナックなんだとか。ミライザカのモモ一本グローブ揚げは筆者も大好きで、もう何度も食べています。これはカラアゲニストとしては是が非でも食べておかねば気が済みません。一体どんな味になっていることやら。さっそく試食してみることにしました。
というわけで、いざ開封。封を切った瞬間、ふわりと漂う香りは、たしかにからあげの漬けダレに似たものを感じます。その名の通り“肉厚”で、普通のスナック菓子よりもやや厚め。表面のギザギザを見ると、ミライザカで食べたモモ一本グローブ揚げの衣を想起せずにはいられません。色合いも似ていますね。なるほど、よくできています。
ガリッガリッという食感ですが、固いわけではありません。味のヒミツは表面のパウダー。ショウガやニンニクなど、からあげと同じ味がします。とくに筆者が驚いたのは、ショウガの風味が強いこと。実は初めてミライザカでモモ一本グローブ揚げを食べたときも、これと同じ感想だったのです。見事な再現力としかいいようがありません。
普通のスナックよりも厚いので食べごたえもあります。そしてこのスナック、あと味が実にいい! 飲み込んだあとに、濃厚な漬けダレの風味が舌やのどの奥にしばらく残っているのです。これがなんとなく名残惜しい。思わず次のひとつをつまんで食べてしまいます。もう、食べ始めたら止まらなくなってしまって…。口に残ったその風味をビールで流し込んでも、やはりもっと食べたくなってしまいます。悔しいけど脱帽です。
おやつにもいいですが、これ、おつまみにもぴったりです。ビールを飲みつつからあげ気分が楽しめます。モモ一本グローブ揚げを手軽に味わえるのは嬉しいですね。久しぶりに『ミライザカ』に足を運んで本物を食べてみたくなりました。
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。