ウワサのグローブからあげを喰らう!|『ミライザカ・北千住店』

食楽web
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インパクトあるルックスと生姜の刺激でビールもすすむ!

 最近は大手居酒屋チェーンの料理でも、ひと昔前に比べてクオリティが格段に高くなっています。それもそのはず、競争の非常に激しい業界。中でもからあげはみんな大好きで、たいていのお客さんがオーダーする人気メニュー。どのチェーンも研究を重ね、こだわりのあるからあげを提供しており、近年ではからあげグランプリに入賞するチェーンも現れ初めています。

 今回は第8回・からあげグランプリ東日本しょうゆダレ部門で金賞を受賞した『ミライザカ』へ。ここの〈岩手みちのく清流若鶏 モモ一本グローブ揚げ〉は一食の価値あり! 岩手県産の“みちのく清流若鶏”のモモ肉を一本丸ごと揚げたもので、肉に4本の切れ目を入れ、あたかもグローブのようなルックスにしたもの。野球のグローブほどではないですが、ちょっと大きめの軍手のようです。店員さんが肉切りバサミとトングで食べやすく切り分けてくれます。

 ひと口目でスパイシーな軽い刺激を受けます。衣は香ばしいお焦げ風味が加わったジャリジャリ食感。歯を立てると何かにぶつかったかのような激しい抵抗を見せるも、すぐに崩れていく“ツンデレ”な感じのこの衣が私は好きです。秘伝のタレにじっくりと漬け込んだ肉はしょうゆと生姜の味がしっかりとしみ込んでいます。生姜は体をあたためる効果がありますが、このグローブ揚げはとくにその生姜が強い印象。そのため食べれば食べるほど体がポカポカしてきて、そのぶんビールもすすむという、おつまみには最高の一品です。

 目の前にドンと置かれたときは、その大きさにビックリして「食べきれるだろうか?」とさすがに不安になります。しかし案外大丈夫で、女性でもペロリといけるはず。取材時、私はおかわりしてしまいました。おかわり分が出てきたとき、切り分けてくれようとする店員さんに「そのままで」とお願いし、両手で持ってガブリと豪快に。口のまわりや手が多少汚れますが、豪快なからあげは箸など使わず豪快に食べたいものです。

●店舗情報

店名:ミライザカ・北千住店

住:東京都足立区千住3-74 第2白亜ビル3.4F
TEL:03-5813-3971
営:16:00~翌日3:00
金曜・祝休日の前日:16:00~翌日5:00
土曜:12:00~翌日5:00
日曜・祝日:12:00~翌日3:00
定休日:なし

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。