赤福ぜんざいにトラフグも。三重県でしか味わえない至極のグルメ4選

脂のり抜群!この時期しか食べられない「答志島トロさわら」

離れ島の絶品グルメ「答志島トロさわら」
離れ島の絶品グルメ「答志島トロさわら」

 鳥羽の離島である答志島(とうしじま)・菅島(すがしま)で漁獲される鰆(サワラ)は、秋から冬にかけて非常に脂が乗り、その脂肪含有率の高さは全国トップクラスと言われています。

 答志島近海では漁師たちが釣り糸を流して船を走らせながら一本毎に丁寧に釣り上げる「曳き釣り漁」が行われており、獲ったサワラは刺し網漁と違って魚体の傷みが少なく、またすぐにシメるため身の状態も鮮度も抜群!鳥羽では刺身や炙り(たたき)で食べるのが主流です。

伊勢志摩の冬の味覚「あのりふぐ」

黒潮に揉まれた天然トラフグ「あのりふぐ」
黒潮に揉まれた天然トラフグ「あのりふぐ」

 伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域では10月〜2月の冬季にトラフグ漁が行われており、実は全国トップクラスの漁獲量を誇っています。三重外湾漁業協同組合の安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされた重さ700g以上の天然トラフグを「あのりふぐ」と呼び、現在では「伊勢えび」「的矢かき」と並ぶ”伊勢志摩の冬の味覚”として大人気を博しています。

 もっちりとした上質な身は抜群の旨味を備えた天然トラフグは、てっさやてっちり、唐揚げなど、さまざまな調理で楽しむことができ、また志摩市内ではフルコースが1人前1万円~1万5000円前後で味わえます。

生、フライ、焼き…どれで食べても絶品!「浦村牡蠣」

ぷりっぷりの牡蠣が食べ放題「浦村牡蠣」
ぷりっぷりの牡蠣が食べ放題「浦村牡蠣」

 鳥羽市の生浦湾(おおのうらわん)で養殖されている1年物の牡蠣「浦村牡蠣」は、牡蠣独特の臭みやエグみがなく、柔らかな身が特徴です。鳥羽浦村地区では、旬を迎える10月中旬から翌年の3~4月頃までの期間中に「牡蠣小屋」が数多く出店。焼き牡蠣の食べ放題コース(3000円~4000円前後)や、カキフライ、生牡蠣、牡蠣飯など、ぷりっぷりに育った「浦村牡蠣」を思う存分に堪能することができます。

50年以上愛される三重県の甘味!「赤福ぜんざい」

三重県の冬の甘味「赤福ぜんざい」
三重県の冬の甘味「赤福ぜんざい」

 三重県を代表する和スイーツとして知られる「赤福餅」の製造・販売を行っている老舗和菓子店『赤福』では、冬季限定でイートインメニュー「赤福ぜんざい」を提供しています。ぜんざいに入る大粒の大納言小豆は、雑味を残さず、また小豆の粒と風味を損なわないように丁寧に炊き上げ、お餅は注文を受けてから焼き上げた焼餅を入れています。

 昭和41年に「赤福しるこ」の名称で販売を開始し、昭和62年に「赤福ぜんざい」と改称。50年以上に渡って愛され続けているという伝統の一杯は『赤福』本店別店舗を含む、伊勢市内で営業中の喫茶併設6店舗で味わえます。なお「赤福ぜんざい」は伊勢市以外の一部直営店(松坂屋名古屋店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、EXPASA御在所上り線 赤福茶屋)でも販売されています。

まとめ

 年末年始となるこの時期は長期休みも取りやすく、旅行や帰省が盛んになる季節。全国の美味いものを食べるまたとないチャンスです。伊勢志摩の絶品グルメを食べたことがないという人も、毎年食べるという人も、三重県の年末年始は、この4つのグルメで決まりですよ。