見た目・味ともに限りなくうなぎに近づけた「うな次郎」とは?

まず見た目をチェックしていきます。写真の通り、「うな次郎」と本物のうなぎは一見同じように見えます。ただし、本物のうなぎが不均一な質感であるのに対し、「うな次郎」は均等感があります。この点は量産品である以上、避けて通れないことですし、味が美味しければ全く問題に感じることはないでしょう。

また、前述の通り、「うな次郎」は魚のすり身をベースにしたものですが、裏面の皮目も見事にうなぎ感を再現しており、この芸の細かさにただただ感動するばかりでした。
「うな次郎」は練り製品ですが、電子レンジの500Wで約1分温めることで、うなぎ感がさらにアップするとのこと。筆者もそのようにレンチンし、いただくことにしました。

口にしてまず広がるのが、蒲焼タレの香ばしさと濃厚さ。まさにご飯を何杯でもいただけそうな印象を受けました。食感も、うなぎに近いものですが、後から魚のすり身の奥ゆかしい味が口の中に広がります。この点、本物のうなぎとは味わいが異なるものの、これはこれでかなり美味しく、ご飯のおかずやおつまみにピッタリの一品のように思いました。これで2枚397円(税別)はかなりのお値打ちではないでしょうか。類を見ない有意義な一品のように思いました。
「うな次郎」はご飯だけでなく、パンとの相性も抜群!?

販売元の『一正蒲鉾』の担当者によれば、「『うな次郎』があれば、本物のうなぎではなかなかできない料理を作ることができる」とのことです。
「『うな次郎』の厚焼き玉子サンドや、『うな次郎』のスクランブルエッグ丼など、様々なレシピを提案させていただいていますが、ご飯だけでなく、パン、うどん、そばなどとも相性が良いのが『うな次郎』です。『うな次郎』の味そのものは、年々進化し続けており、特に今年は身をふっくらと厚くさせ、タレもコクのある豊かな風味へと大幅リニューアルを行いました。普段の食卓のお供としてはもちろんですが、ハレの日などの幅広いシーンでも楽しく、美味しくお召し上がりいただけるはずです。ぜひ一度、『うな次郎』をご賞味いただければ幸いです」(一正蒲鉾・担当者)

今年の土用丑の日の前後には、期間限定で「すごーく長いうな次郎 蒲焼風かまぼこ」という、さらにうなぎのビジュアルに近い商品も販売予定とのこと。見た目も楽しく、味も美味しい「うな次郎」ぜひ一度チェックしてみてください!
(撮影・文◎松田義人)