中目黒の鶏天専門店『ちきてんTOKYO』の「ちきてん」を食べてみたらヘルシーなのに激ウマだった！

ヘルシーで旨い！専門店ならではのこだわりが光る「ちきてん弁当」と「ちきてん丼」

　さてさて、実際に食べてみるとどれもさっぱりとしていて、揚げ物なのにヘルシー。本当にコンセプト通りです。天ぷら店ならではの職人の技が伝承されているからか、揚げているのに軽い印象。材料の鶏肉もむね肉を使っていて、塩麹で旨みを引き出しているのだそう。それを低温で下ごしらえすることでジューシーさを保っています。鶏むね肉はパサつく印象ですが、「ちきてん」はしっとり柔らか。1つ1つのサイズ感も小ぶりなので、6個入っていてもちょうどいいボリューム。ご飯が雑穀米なのもいいですよね。

　油っぽさを感じない、もう1つの理由は油にあり。揚げ油には油切れがいい米油を100％使っています。しかも米油は栄養成分が凝縮された健康的な油といわれていて、やはりヘルシーです。

　そして「ちきてん丼」以外のメニューにはすべて選べるソースが付くのですが、5種類あるソースのうち4種は豆腐を使った「TOFUマヨソース」がベースで、「TOFUマヨソース」、「TOFUタルタルソース」、「TOFU明太子マヨソース」、「TOFUアボカドマヨソース」というラインナップでどれもさっぱりした味わい。もう1つの「油淋鶏ソース」も大根おろしを加えて酸味もあり、さっぱりしたソースになっています。

　今回は5種類のソースをすべて試してみましたが、個人的には「TOFU明太子マヨソース」と「油淋鶏ソース」が好きでした。どれも豆腐がベースなので、天ぷらにつけてもクドくならないんですね。その中で、この2つは味がはっきりしているので、濃い味好きとしては美味しくいただけました。「スモークちきてん」に「油淋鶏ソース」、「青海苔ちきてん」に「TOFU明太子マヨソース」という組み合わせがおすすめ。いろいろ組み合わせられるのも楽しいですよね。

「ちきてん丼」はつゆがかかっているので、ソースは付いていません。複数のソースを食べてみたい、「ちきてん丼」でもソースを付けたいという場合には、各ソース100円で単品売りもしているのでぜひ試してみてください。ソースは余っても、自宅で野菜のディップや焼いた肉や魚に付けても美味しく食べられます。

　高たんぱくで低カロリーな鶏むね肉と、豆腐ベースのソースの組み合わせは、まさにヘルシー。塩麹とか雑穀米といったプラスαもあり、揚げ物やデリバリーで感じる罪悪感が軽減するのもいいですね。テイクアウトやデリバリーを利用する機会が多い今、老舗の揚げの技術×ヘルシーという新しいスタイルの『ちきてん TOKYO』。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。