お肉に野菜、割り下まで! 日本酒から漬け物まで至れり尽くせり

指定した日に届いた商品を見てみると、その内容の充実ぶりにびっくり! 届いたのは、京都産黒毛和牛(肩ロース、カタ)すき焼き用450g、京都産の九条ねぎ100g、淡路産の玉ねぎ1個、ささがきごぼう1袋(80g)、麩1袋、糸蒟蒻1袋(250g)、京都産の豆腐1パック、ざらめ1袋(100g)、割り下1本。わざわざ自分で肉以外の食材を準備する必要がありません。

さらに驚くのが、京の涼風膳では料理だけでなく、京都の酒米を使用した日本酒1本、さらにもう1本日本酒が付きます。それ以外にも、宇治茶1パック、京都の食材を使用した京漬け物の詰め合わせも同梱されているんです。「すき焼きだけで1万円は大奮発したな~」と思っていたのですが、これだけ他のオプションが付いてくると「めちゃくちゃお得なのでは!?」と大興奮してしまいました。
モリタ屋流のおいしいすき焼きの食べ方とは?

せっかくいいお肉を食べるので、同梱された作り方を見ながらすき焼き作りを始めます。まずは鍋に牛脂を敷き、その上にザラメを加えましょう。ザラメが溶け始めたらお肉を焼きます。この様子を見るだけで「お腹が空いた!」「おいしそう!」と家族から喝采が上がりました。
肉が色付き始めたら、割り下を回しかけていきます。このときのジュウッという音と香りがたまりませんね。お肉を焼いている間に卵を溶くのですが、混ぜすぎないのがポイント。白身が目に見えて残る程度にすると、すき焼きによく合うそうです。

肉に焼き目が付いたら完成。いいお肉なので少し赤身が残っても問題はなさそうですが、個人的にはすき焼きはまんべんなく焼いたほうが肉の旨みが楽しめるような気がしています。

溶き卵を絡ませたすき焼きは、筆舌に尽くしがたいおいしさ! モリタ屋の割り下は醤油ダレとみりんを合わせているので甘さはほとんどなく、スッキリした味わいです。ザラメの甘みとの相性がよく、肉の味わいをしっかり引き立てています。

肉を十分に楽しんだら、次のステージへ。肉、割り下とザラメを入れ、野菜類を加えます。野菜がしんなりしてきたら、しらたき、焼き豆腐、もち麩を加えて完成を待ちます。すき焼きはお肉もおいしいですが、甘辛いダシがじゅわっと染みた野菜も絶品です。

今回は1セット(2~3人分)だけ注文したので、家族4人では足りないだろうと思っていました。しかし、サシがたっぷり入ったお肉をたくさん食べられない大人が集まっていたので、ちょうどいい量でした。この日は〆までたどり着けなかったので、翌日の朝食は雑炊に。余すことなくモリタ屋のすき焼きを楽しみ尽くしました!
京の涼風膳のお届け日は毎週金~日に限られており、注文受付はお届け日の2週間前に開始します。通常のお取り寄せよりも期限に注意しなければなりませんが、とにかくコスパは抜群! お届け日によって注文できる料理は異なるので、今回紹介したすき焼きセット以外もぜひチェックしてみてください。
●著者プロフィール
今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。