生地は欧州素材をふんだんに使えるオランダ仕込み

「大きいのにペロリと食べられる」。その秘密はパイ生地にありました。なんと仕込んでいるのは、酪農王国オランダにあるシャトレーゼのヨーロッパ工場なのだそう。
香りのよさが特徴のヨーロッパ産小麦に、芳醇な香りをもつフランス産発酵バターを混ぜ込んだ生地を作り、日本に輸送したら、南アルプスの白州名水と塩を加えて練り合わせ、パイ生地を作っていきます。
一般的なアップルパイでは、生地とバターを重ねて伸ばして作る方法が主流ですが、「プレミアムアップルパイ」は、あらかじめバターを練りこんだ生地を折りたたんで伸ばす特殊な製法を採用。これにより、焼きたてはもちろん、翌日も変わらないサクサク感が楽しめるのだとか。
生の“りんご”を使うから濃厚で食感もいい!

パイの中に仕込む、りんごのキャラメリゼにもこだわりがあります。りんごは旬の時期に合わせて生のりんごを全国から取り寄せ、一つひとつ手でむいてカットし、砂糖、はちみつ、カラメル、バターでじっくりソテー。絶妙な食感を残して仕上げています。
密漬けのりんごが使われることが多いなか、生のりんごにこだわったのは、独自製法によるサクサクのパイ生地との相性が絶妙なため。製法のこだわりを知れば知るほど、期待が高まりますね。
お店のオーブンで焼き上げるからいつもできたて

型抜きされた生地にカスタードを絞り、キャラメリゼしたりんごをやさしくのせて封じられたアップルパイは、『シャトレーゼ』の各店舗に送られ、表面の切り込みや粉糖かけなど最後の下準備をし、高温で熱が一気に伝わるオーブンへ。
焼いている間にフランス産醗酵バターが生地の中で溶けて空間を生み、その空間が層になって、感動もののサクサク食感が生まれるそうです。