歯ごたえがしっかりあって香ばしい「NEXTカルビ」

続いては「NEXTカルビ1.1」。焼いて焦げ目をつけてタレに絡めれば、見た目にもカルビらしさ十分! 牛肉カルビ(バラ肉)が100g370~570kcalなのに対し、「NEXTカルビ」は100g266kcalと、カロリーが抑えられるのはうれしいところです。さらにタンパク質は一般的なカルビと比べて約2倍。なのでプロテインを多く摂りたいけれど脂は控えたい、という人にもオススメ。
「肉自体に薄く下味はついていますが、好きなタレやソースで味付けして味わってください。歯ごたえがしっかりあって香ばしい、カルビのような食感が最大のこだわりです」
食感だけでなく見た目もカルビ! 丼で豪快に!

オススメ料理は「キムチとろろカルビ丼」。「NEXTカルビ」を炒めてタレにしっかり絡めたのち、とろろをご飯の上にかけて、炒めた「NEXTカルビ」を。さらにその上に一口サイズに切ったキムチ、ネギ、七味を適量乗せれば完成。タレの甘辛味とキムチの辛味&酸味、そして全てをまとめる、まろやかなとろろ。思わずガツガツ食べてしまう一杯です。
調理のポイントは焼き色をしっかりつけてカリカリに焼くことで本物の肉のようにすること、そして焼き色をつけたのち、タレを十分からめることです。タレにがしっかりからんだ「NEXTカルビ」は、代替肉とは気づかれないかも、と思える見た目と食感。ツヤ、テリもいい感じです。
ジュワッとやわらか食感の「NEXTハラミ」

最後に「NEXTハラミ1.1」。「NEXTチキン」同様、大豆加工品が原材料で、こちらも一般的な牛ハラミ肉と比べてタンパク質は約2倍あるのに対し、脂質は半分以下。100gあたりのカロリーは348kcal。カルビのしっかり歯ごたえと比べ、こっちはジュワッとやわらかです。
「NEXTチキン、NEXTカルビ共に、動物性の原料は一切使用していません。パームオイルや牛骨炭を用いた白砂糖も使用していないので、ヴィーガンの方にも喜ばれる商品ですよ」
しっかり焼き目で香ばしさも! ヘルシー「ソース焼きそば」

オススメの料理は「ソース焼きそば」。キャベツやもやし、ニンジン、タマネギなど野菜たっぷりで作れば、栄養バランスもいい感じに。もちろん塩焼きそばや、オムそばの具として「NEXTハラミ」を入れるのもオススメです。
調理のポイントは、「NEXTハラミ」を油多め、揚げ焼きのように香ばしく仕上げること。そして満遍なく焼き色がつくように広げて焼くことです。余分な油をペーパータオルなどで吸い取ってから野菜や麺をフライパンへ。ソースは2回にわけて入れると美味しく仕上がります。
オススメのレシピの詳細は『ネクストミーツ』のホームページでも公開中。今回の3品の他にも、ヴィーガン対応ホテルとして名高い、京都にある『IMU HOTEL KYOTO』の片岡大樹シェフや、代々木上原のフレンチレストラン、『sio』の鳥羽周作シェフが考案したレシピが紹介されています。

日本だけではなく、2021年6月現在、10カ国以上に進出、4カ国ではすでに生産、販売が始まっている『ネクストミーツ』の代替肉。香港では7月頭、中国やヨーロッパ(フランスなど)では8月ごろに販売開始予定です。
「僕らの目的が環境をなんとかしようというところであると、日本だけではなく世界でやらないと。単純にヴィーガン向けではなく、普通に僕らの理念に共感し、手にとっていただける方は非常に多いと思っています」と話す佐々木さん。地球環境のために、より良い未来のために今後も新たな商品やセールスをどんどん仕掛けていくとのことです。
今回紹介した3種類の代替肉の他に、ハンバーガーのパティになる「NEXTバーガー2.0」や非常食にもなる「NEXT牛丼CAN」、ユーグレナ配合の「NEXTユーグレナ焼肉EX」なども現在販売中です。
また、『焼肉ライク』や『イトーヨーカドー』の他にも、一部スーパーなどでも販売が始まるなど、気軽に購入できる場所が広がり始めています。コレステロールフリー、でも植物性たんぱく質がしっかり摂れる。そして何より、地球の温暖化防止に一役買うことができる『ネクストミーツ』の代替肉。暑くなるこれからの季節には、カリッと焼いた「NEXTチキン」とキンキンに冷えたビール、というのもオススメですよ。
(取材・文◎いしざわりかこ)