四位一体となり、未知の味を楽しませてくれる「スーラモッカ」

肉汁を捨てた後、盛り付けに入ります。まず、「マッシュポテト」「赤キャベツブレイズ&栗」をお皿に敷いた後、その上に「スイス風牛肉の煮込み」を乗せ、最後に「ブラーデンソース」を全体に垂らします。
この時点で、料理全体から赤ワインの芳醇な香り、そしてそれを優しく包んでくれるようなマッシュポテトのフレッシュな香りが漂ってきます。

さっそく未知の味「スーラモッカ」をいただきます。
まずメインとなる「スイス風牛肉の煮込み」。丁寧な火加減でじっくり煮込まれていることがよくわかる柔らかさであり、赤ワインの風味によって肉の臭みはいっさい感じません。
また、「ブラーデンソース」は、ミルポワ(赤ワインと野菜類、スパイスなどの素材)ベースのせいか、どことなく甘さと塩っけが入り混じった奥深い風味で、繊細な「スイス風牛肉の煮込み」にアクセントを与えています。
さらに副菜の「赤キャベツブレイズ&栗」は、赤ワインのパンチを一口目に感じながらも、野菜の酸味、栗の甘みが後からジワジワと口の中を覆う印象で、これまでに食べたことがない美味しさです。
これらの個性的な3つの料理を調和させるのが「マッシュポテト」で、キメ細かくマッシュされたじゃがいもと生クリームなどの融合で、口あたりの優しい味を表現しています。

湯煎による簡単な調理なので、正直「簡便食品みたいな感じだったらイヤだな」と思うところもありましたが、実際に口にしてみての感想は完全なる本格料理。言われなければ「湯煎で作った」とはまず気づかない味です。
四位一体となり、独特の風合いを織りなすスーラモッカでしたが、パンやワインなどのお酒との相性も抜群。まるでスイスにいるかのような気分を味わうことができました。
気になるお値段は2人前で4200円(税別)で、送料も含め考えれば、なかなかの良いお値段ではあります。しかし、このクオリティであれば十分納得です。特別な日の御馳走や、大切な方へのプレゼントに最適のアイテムだと思いました。
一流シェフの調理と、独自の低温真空調理によって、贅沢な味を実現!

最後に「スーラモッカ」の特徴と、「WRLD FLVRS」の成り立ちについて、商品を展開するゲートグルメジャパンの担当者の方に話を聞きました。
「スイスは26の州があり、各州ごとに地域の特産品が200~300あります。ソーセージ、チーズなどが有名ですが、料理そのものはドイツ・フランス・イタリア・オーストリアなどの周辺国からの影響を受けたものが多いです。
こういったなか、『スーラモッカ』はスイスの郷土料理で、赤身と脂身のバランスが絶妙なビーフショートリブを、赤ワイン・香味野菜・香り高い香辛料を合わせたマリネ液に2~3日間漬け込み、両面をローストしてから低温でじっくり16時間真空調理したものです。もちろん監修・調理はスイス人の一流シェフが行っています。
弊社で培ったてきた、“旨みをしっかりと閉じ込める”Sous Vide Cooking技術 (低温真空調理)によって、ご家庭でもファーストクラスでご提供するものと遜色なく楽しめる味を実現しています」(ゲートグルメジャパン・担当者)
「スーラモッカ」がこれだけ美味しいのだから、和洋中と展開される『WRLD FLVRS』の他の料理も食べたくなるほどでした。本当に美味しく、特別な味を楽しめるはずですので、是非一度チェックしてみてください。
(撮影・文◎松田義人)