韓国麺×カルボナーラ!? 火を吹く辛さの謎麺「ノグボナーラ」を食べてみた

容赦なき激辛カルボナーラを食す

「ノグボナーラ」(197円)
「ノグボナーラ」(197円)

 ちなみに調べてみたところ、「ノグボナーラ」は、2017年12月にカップ麺として発売開始。その後、袋麺になった商品です。『農心』の公式ホームページには、あの「ノグリ」ラーメンに、唐辛子をベースにしたオリジナル激辛スパイスと特製チーズスパイスを加えた、ノグリラーメンのカルボナーラ味だという説明が書いてありました。

作り方は、水350ccを沸騰させて麺とかやくを加え5分強火で茹でます。水分が蒸発し、限りなく少なくなってきたところで火を止め、唐辛子&海鮮スープの素と特製チーズスパイスの2つの粉を投入。よくかき混ぜて出来上がり
作り方は、水350ccを沸騰させて麺とかやくを加え5分強火で茹でます。水分が蒸発し、限りなく少なくなってきたところで火を止め、唐辛子&海鮮スープの素と特製チーズスパイスの2つの粉を投入。よくかき混ぜて出来上がり

 実際に作ってみると、見た目はカルボナーラというより、むしろナポリタン。この赤色は、もちろんケチャップではなく、激辛唐辛子の色です。

 太くてむっちりとした麺に、激辛海鮮スープとチーズスパイスの粉がねっとりと絡まり、食べてみると、容赦なく辛い。またたく間に口中は炎上。ハーハーヒーヒーが止まらなくなります。特製の粉チーズは、マイルド感よりも、麺にスパイス類を絡ませるための役割を担っていて、辛さの引き立て役。とにかく辛いです。

かやくには、タヌキ(韓国語でノグリ)の形のナルトと昆布が入っています
かやくには、タヌキ(韓国語でノグリ)の形のナルトと昆布が入っています

 とはいえ、辛いだけではなく、ロングセラーの「ノグリ」をベースとしているだけあって、辛さの中に光る海鮮ダシが非常にクセになるんです。かやくの四角い昆布も、いい感じに旨みに繋がります。たぬきのナルトは、正直、何のためにいるのかわかりませんが、あえて言えば、辛さを和ませてくれる存在なのでしょう。

 途中で、味変をするために、カロリーを無視して自前の粉チーズやとろけるチーズを大量投入。さらに卵黄も追加して混ぜて食べてみると、とろ~り感やコクがアップして、またまた美味しい。これはあくまでも個人的な意見ですが、ヘタなカルボナーラよりも、ずっとずっと「ノグボナーラ」のほうが美味しい。危険な辛さとジャンクな風味、高カロリーといった背徳感も手伝って、やみつきになりそう。

卵の黄身を混ぜると、クリーミーさと、キレのある辛さが渾然一体となって最高です
卵の黄身を混ぜると、クリーミーさと、キレのある辛さが渾然一体となって最高です

 食べている途中で、ふと「チャパグリ」のように、この「ノグボナーラ」を、「チャパゲティ」と掛け合わせてさらに「チャパグリボナーラ」にしてみたら最強なのではないか? と思いつきました。試してみて、美味しかったらまた報告します。

(撮影・文◎土原亜子)