素朴さがクセになる“志津屋のパン”は自分用のお土産に
パンの消費量が日本一と言われる京都は、有名なパン屋さんがたくさんあります。そんななか、京都育ちの筆者にとっては『志津屋』のパンが一番馴染み深いといっても過言ではありません。
志津屋にはさまざまなオリジナルパンがあるのですが、私のおすすめは「元祖ビーフカツサンド」。昭和23年の創業以来、伝統の味を守り続けるこのサンドウィッチは、少し甘みのある特製ソースがたっぷりかったビーフカツが最大の特徴です。4つ切りにしたカツが均等に入っており、見た目も食欲をそそります。

また、志津屋といえば、「カルネ」も忘れてはいけません。ふわふわの食感のフランスパンにハムと玉ねぎを挟んだシンプルなサンドウィッチで、味付けはマーガリンのみ。ちなみに、「カルネ」とはパリの地下鉄の回数券の呼称で、何度でも来てほしい、何度でも買ってもらいたいという想いが込められているのだとか。

ほかにも、関西らしいふんわりした厚焼き玉子ときゅうりを挟んだ「タマゴサンド」や、硬めのフランスパンにボンレスハムとプロセスチーズを挟んだ「カスクート」など、同店ならではのサンドウィッチはぜひ一度食べていただきたい“京の味”です。
