新宿みやざき館 KONNNEで買える宮崎銘菓「チーズ饅頭」6種

「チーズ饅頭」といえば、宮崎県を代表するご当地銘菓としてテレビなどでも紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。
チーズ饅頭は宮崎県小林市の和菓子店『風月堂』の菓子職人、伊藤光輝さんが1986年に初めて考案したといわれています。そこから派生していき、今さまざまなメーカーから「チーズ饅頭」が発売されています。
アンテナショップでは常時、メーカーの入れ替えをしながら5〜6種類くらいが店内に並ぶそう。今回はその中から常温保存可能な4種、冷蔵の2種の計5種類のチーズ饅頭をピックアップ、実際に食べ比べてみました。
SEIKADO(日向市)

昔ながらの製法で手作りされる『SEIKADO』のチーズ饅頭は、生地の中に濃厚なチーズがぎっしり詰められていて、小ぶりながらなかなかの重厚感。今回紹介したチーズ饅頭の中で、生地がいちばん饅頭らしい一品でした。
お菓子のマエダ(日向市)

日向市のお菓子屋さん『お菓子のマエダ』のチーズ饅頭は、ココナッツ風味のクッキー生地で包まれ、サクサクした食感と弾力のあるチーズのコントラストが秀逸です。
らんみや(日向市)

こちらは日向市にある道の駅『旅の駅はまぐり 碁石の里』 にあるお菓子屋さん『らんみや』が手掛けるチーズ饅頭です。ソフトクッキーのような生地にクリームチーズとバニラビーンズをふんだんに使用。甘味もバランスが良いのでワインとも相性が良さそう。
お菓子のゴローズ(宮崎市)

宮崎市のケーキ屋さん『お菓子のゴローズ』のチーズ饅頭は、パッケージに「洋風チーズ饅頭」と謳っているとおり、スポンジケーキのような生地にナチュラルチーズがゴロゴロ入った欧風スタイル。コーヒーともよく合います。
和洋菓子のコジマヤ(都城市)

明治32年創業、昭和の時代には昭和天皇にカステラを献上したことでも知られる老舗『和洋菓子のコジマヤ』のチーズ饅頭は、バターの風味が香るしっとり生地と中のクリームチーズで洋風な味わい。スコーンのようなので紅茶との相性が抜群です。
菓子工房そらいろ(西臼杵郡高千穂町)

最後にご紹介するのは、2014年創業の『菓子工房そらいろ』のチーズまんじゅう。宮崎発祥のチーズまんじゅうを独自にアレンジした「おひさまチーズまんじゅう」の製造から始まり、 現在はさまざまな種類のチーズまんじゅうや焼き菓子を製造しています。
九州産の小麦粉とバター、宮崎産の卵を使用した手作りのチーズ饅頭はリッチな味わいです。
チーズ饅頭以外の宮崎銘菓にも注目!

チーズ饅頭以外のオススメは、「あくまき」。餅米を灰汁(あく)に浸け、竹の皮に包んでやわらかく煮た南九州の伝統菓子です。

餅米というと“おこわ”のようなイメージを抱く人もいかもしれませんが、それとは違い、画像をご覧いただければわかる通り、驚くほどプルップル。
カットする時は、包丁を水で濡らして切るとくっつきません。
![包丁を濡らしてから切るのがポイント![食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/03/20250309-miyazaki12.jpg)
竹の皮と 灰汁の独特な風味と柔らかい食感は一度食べると病みつきに。また、あくまきと一緒に並んで、「きなこ」も売っています。あくまきは甘くないので、砂糖や黒蜜をかけて食べるのが一般的なのです。

せっかく宮崎の味を楽しむなら、県産のきなこを添えていただくことをお勧めします。
日南市の金柑やはちみつ香る「運つつみ」

もう一品、ご紹介したいお菓子が、「運つつみ」。鵜戸神宮の霊石“運玉”の御利益にあやかり「運つつみ」と名付けられたそう。“運玉”と同じように願いを込めて食べることから、お祝いに贈るお菓子にもピッタリ。

金柑の形をした丸くて愛らしい最中の皮には「運」の焼印が押され、日南の完熟金柑を使用した餡が詰まっています。餡には、鵜戸神宮の御神水や、日南で採取した蜂蜜を使用。
願いを込めてパクッとかじれば、金柑のフルーティーな味わいが口いっぱいに広がります。
まとめ
東京には、いろんな地方のお菓子が揃うアンテナショップがまだたくさんあります。今後も全国津々浦々、美味しい和菓子を探して紹介していきますのでお楽しみに!
●SHOP INFO
新宿みやざき館 KONNNE
住:東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス内
TEL:03-5333-7764
営:10:00~20:00(ショップフロア)
●著者プロフィール
牡丹餅あんこ
フリーライター・編集。グルメ誌、旅行誌、女性誌、Webの取材、撮影、執筆、編集、イラストを担当。さまざまな土地のお土産やご当地グルメを歩いて探すのが好き。