カメラの仕組みを知り、「光」を味方につけよう
一般的なカメラで撮影する場合、光は絶対に必要だということをご存知の方も多いと思います。その際に大切になってくるのが、「絞り」「シャッタースピード」「感度」の関係です。

例えば、写真を撮るのに必要な光の量をコップ一杯の水だとしましょう。
水がコップ一杯になった時に初めてきれい(適正露出)な写真が撮れると考えてください。
コップ一杯に水を満たす(撮影する)ために、蛇口を多く開けば、水はすぐにコップを満たしますし、逆に蛇口から出る水の量を絞れば、時間がかかりますよね。
その場合の蛇口の開き具合が「絞り」、コップを満たすための時間が「シャッタースピード」というわけです。
つまり「絞り」を開けば、「シャッタースピード」は早くなり、「絞り」を絞れば「シャッタースピード」は遅くなるわけです。また「絞り」を開けばピントが合う範囲が狭くなり、逆に絞れば、ピントの合う範囲が広がります。


つまり、ボケ味のある写真を撮りたい場合は「絞り」を開放する。逆により広い範囲にピントが合った写真を撮る場合には「絞り」を絞ればよいというわけです。ただ後者の場合は、その分シャッタースピードが遅くなるため、ブレにより注意が必要となります。
少し難しいかもしれませんが、この仕組みがお分かりいただけましたでしょうか。え? オートでしか撮らないから関係ない? ごもっともですが、知っていると、オートではできない撮りたい写真をマニュアルモードで思いのままに撮影することができますよ。
余談ですが、今回撮影に使用しているパナソニック「LUMIX GX7 Mark2」のフォーカスセレクト機能を使えば、写真のように撮影後でもピント(フォーカス)が合う位置を好きに選べます。



と、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題ですよ!