「マルタイ辛ラーメン」は美味しいのか?

まず、鍋に水を550ml入れて沸騰させます。辛ラーメンのスープを使うので、水分量は辛ラーメンの作り方と一緒です。そこに「マルタイラーメン」の棒状の麺を入れます。そして辛ラーメンの粉末スープとかやくも投入。煮込み時間は、「マルタイラーメン」の約3分が目安。でき上がったのがこちらです。

まずアツアツ状態で食べてみると、スープは舌を突き刺すように激辛。そして麺は口当たりがツルツルで食べやすいのはイイんですが、とにかく辛い。そう、いつも食べている「辛ラーメン」よりかなり辛く感じるのです。
「辛ラーメン」特有の縮れ太麺ならば、スープが適度に麺に絡むうえ、もちもち食感や小麦の甘み、油の旨みなどが辛さを和らげてくれます。しかし今回使ったのはストレート細麺の「マルタイラーメン」。とにかく直球で辛さが襲ってくる感じで、ものすごく辛いです。
しかし、食べ進めていくうちにスープが少し冷めてくると、どんな化学反応が起きたのかわかりませんが、急激に美味しくなってきました。

熱い時は激辛だと思っていた味が、麺の小麦が溶け出した影響か、次第にまろやかな味に変わって辛くない。辛くないだけではなく、そのスープ自体の旨みも最初よりくっきりと感じられるようになりました。そしてそのスープを吸った棒ラーメンのツルンとしたみずみずさたるや。スッキリ爽やかで、刺激的な辛さ。
![使うのはこれだけ。右はマルタイラーメン、左は辛ラーメンの粉末スープとかやく[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/04/20220423-marutai08.jpg)
「あれ? めちゃくちゃ美味しくなってきた」と思わずつぶやき、スープも一気に飲み干して完食してしまいました。後味もくどさがなく、しかもカロリー減にしているので、罪悪感もなし。これは、なかなかいいです。特に冷めてきたら美味しいので、冷やし「マルタイ辛ラーメン」にしても良いと思います。
筆者はこれを機に、マルタイや辛ラーメンだけでなく、いろいろなラーメンの麺とスープを入れ替えて、最強のオリジナル麺を作りたくなってしまいました。ダイエット中の人はぜひお試しください。
(撮影・文◎土原亜子)