最も“カリジュワ”が再現されたのは?

今回は、同じから揚げで試さないとわかりにくいので、筆者が好きな『から揚げ割烹 福のから』の「だし醤油から揚げ」を使用します。翌日の冷めたから揚げです。

ここのから揚げは大きくて食べ応えがあり、特製のタレが香る一品。衣はサクッ&パリッ、中は柔らかくて旨みが濃いのが特徴です。
ちなみに『福のから』では、冷めたから揚げは「電子レンジで数十秒、オーブントースターで5~8分」という方法での温め直しを推奨しています。
オーブントースターのみの場合は?

最初はいつも通り、オーブントースターにアルミホイルを敷いて温め直してみます。

アルミホイルをくしゃくしゃにして受け皿にすることで、凸凹の凹部分に脂が落ち、さらにトースターの強い熱で衣もパリッと感が復活しました。

中のお肉もある程度柔らかさを取り戻し、揚げたて、とまではいかないまでも、冷めた状態よりツヤが出て、衣もパリッとしています。
電子レンジ&オーブントースターではどうなる?

続いて、『福のから』も推奨する電子レンジで30秒ほど温めた後に、オーブントースターに移動させてカリッとさせる合わせ技。オーブントースターは同じくくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いて、5~6分加熱します。

いざ食べてみると、中は柔らかいものの、やや脂っこく、しつこさを感じます。電子レンジで加熱することで、脂が少し衣に回るのかもしれません。これならオーブントースターだけの温め直しの方がいい気がします。
魚焼きグリルでの温め直しは?

続いて「魚焼きグリル」を試してみます。受け皿に水を入れず、網の上にくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いて2~3分焼くという、友人が勧めていた方法。これをそのままやったら、から揚げの衣が焦げてしまいました。これは失敗。やり直しです。
焦げ防止のため、最初にアルミホイルをから揚げに被せ、2分ほど中心部を温めるイメージで弱火で焼き、続いて上のアルミホイルを取って1分半、衣をパリッとさせるために中火で焼きます。

このアルミホイル使いが功を奏し、2度目は衣が焦げることなく、表面はパリッとしました。食べてみると、衣はサクッとしていて油っぽさは気になりません。そして中のお肉も柔らかい。これまでの方法の中では一番美味しくなりました。
フライパンで温め直してみると?

最後に、フライパンに油を敷かずに強火で熱し、温まったら弱火に変えて、から揚げの両面を焦がさないように焼く方法をテストしてみます。

フライパン方式は、表面の衣はカリッと出来上がりました。実際、食べてみると、冷めている状態よりは衣の香ばしさが蘇っていますが、中のお肉はあまり柔らかくなっておらず、ジューシーさに欠けます。ゆっくり火を通せばいいのかもしれませんが、塩梅が分からず断念。
というわけで結論です。最も優秀だったのは「魚グリル」方式。ただし、付きっきりで目が離せないし、アルミホイルを被せたり取ったりと、何かと手間が多いのが難点。それを考えると、味は一段落ちるものの、トースターがずっとラク。時間のあるときは魚グリル、忙しいときはオーブントースターにおまかせ、というのが一番良いと思いました。
皆さんもから揚げの温め直し方法をいろいろ試して、正解を見つけてみてくださいね。
(撮影・文◎土原亜子)