料理をする人なら、定番キッチンツールは毎日使うもの。菜箸1つとっても、ちょっとした長さや太さの違いで良し悪しがあり、絶妙な塩梅で使い勝手がいいと、愛用品としてつい同じものを買い続けてしまいますよね。
今回ご紹介するのは、まさに筆者が愛用している「しゃもじ」。しかも、あの100円ショップ、ダイソーの「とんがりしゃもじ」です。
たった110円なのに、この「とんがりしゃもじ」、非常に優秀なんです。まず、パッケージには、（1）立つから置き場所に困らない、（2）凸凹加工で（ご飯が）くっつきにくい、（3）フチ薄だからすくいやすい、という3点のポイントが書いてあります。まさにその通りなのですが、実際に使ってみると、この3つだけでは言い表せないほど使い勝手がいいのです。
形状を見てください。頭の部分がミトンのような手袋状になっており、この山と谷があることにより、まさに“痒いところに手が届く”ような使い方ができます。具体的には、お茶碗のご飯を整えやすくなったり、おにぎりを握る際、ラップにご飯を載せやすく、具を入れる凹みも作りやすい。
さらに大小2つのセットなので、特に小さい方のしゃもじは、子供の小さなごはん茶碗によそいやすいし、お弁当箱の隅にもご飯を詰めやすく整えやすい。さらに手巻きすしの際にも大活躍します。
このように普通のしゃもじにはない心地よさをたくさん感じる“スーパーしゃもじ”なのです。主婦にとってしゃもじは“手”のような存在。1日に何度も使用する道具なので、ちょっとしたことでも使いやすさが身にしみます。ぜひ、この「とんがりしゃもじ」を使ってみてください。きっと愛用品になると思います。
（撮影・文◎土原亜子）
