プロがオススメする2種類の盛り付け方法

現在、『地の酒しん』のテイクアウトで最も人気なのが「酒肴の詰め合わせ」。定番メニューをはじめ、仕入れによって替わる季節の一品など、10種以上の酒肴が満載で、内容を聞くだけでお酒が進みそうなものばかりです。さっそく、ビフォーアフターの要領で、お持ち帰り用の容器から取り出して、即興盛りつけをしていただくことに。

まずはワンプレートに盛りつける方法。今回は角皿を使いましたが、丸皿、オーバルなど、自宅にある大きめの皿を利用して一品ずつちょこちょこと配置していくだけです。
「八寸の感覚ですね」と、新保さん。海の幸、山の幸を贅沢に盛り合わせたワンプレート盛りは、まさに会席・懐石料理の八寸のごとし。食べる前からテンションが上がります。盛りつけセンスに自信のない人は、お店の盛りつけをお手本にするといいかもしれません。

続いて、自宅にある小鉢や、豆皿、ぐい呑などを総動員させて、数で見せる方法。小さな器を多用するだけで食卓が賑わい、春の酒肴まつり状態です。テーブルに着くと、どこか小料理店にいるような気分で、さあ、どれからいただこうかと箸を迷わせてしまいそうです。
洗いものが増えてエコじゃない、洗いものが面倒だとボヤく向きやズボラさんにはおすすめしませんが、自粛営業期間中、お持ち帰りの料理だけでなく、手をかけた料理を提供する料理人やシェフの思いも一緒にテーブルに乗せたいと思う飲食店応援組も多いはずです。
1日も早い収束を願い、お気に入りのお店はもちろん、今まで行ったことのないお店や気になっていたお店の味をテイクアウトして、見よう見まねで盛りつけを楽しみながらの家飲みもオツですよ。
(取材・文◎笹森ゆうみ)
●DATA
取材撮影協力:『地の酒しん』
住:東京都大田区千鳥1-18-8
TEL:03-6410-2992
https://zinosakeshin.jimdo.com
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