広い庫内と「マイコン自動コース」を活用しよう
サクふわトーストはワンタッチで操作できる「マイコン自動コース」のなかの1つで、トースト、冷凍トースト、ピザ、冷凍ピザ、フライあたため、ロールパンあたための計7つのコースが用意されています。
庫内が広いことはすでに述べていますが、25cmのピザがワンタッチで焼けるのも魅力的です。通常の小さなトースターでは半分ずつにカットして焼くしかありませんが、1枚まるごと焼けると見映えもいいですし、オーブン感覚で使えますね。

また、クロワッサンを「ロールパンあたため」コースで温めてみたのですが、これも表面が焦げることなくふんわり仕上がりました。クロワッサンは焦げやすいので通常のトースターだと上にアルミホイルをかぶせるなどのひと手間が必要ですが、これならただパンを入れて温めるだけでOKです。

グラタンも作れるタイマー調理は30秒刻みでの設定が可能
マイコン自動コースだけでなく、80~250℃まで10℃刻みで細かく設定できるタイマー調理既往も使わない手はありません。タイマーは最大約30分までで、0.5分~10分は30秒刻み、10~30分は1分刻みでの設定が可能です。
生クリームをかけて焼くだけの簡単グラタンを作ってみたのですが、円形のお皿2つがラクラク入るのもいいですし、オーブンとしての使い勝手も十分満足できるものになっています。


今回は試していないのですが、バターロールやチョコパンなどパンの二次発酵から焼き上げまでできる「手作りパンコース」といった本格的な機能もありますし、フライの温めもワンタッチ操作に対応しています。本体のドアを取り外して洗えるのも、調理家電としてはありがたい仕様です。
ひとつ気になるのは、わかりやすさを重視した操作ボタンのおかげで、本体前面のデザインがごちゃごちゃしていることです。その反面、日本語で書かれているからこそ誰もが操作できるというメリットもあるので、これは一長一短ですね。
とはいえ、1万円を切る価格でこれだけ高機能なトースターが買えるのはかなりお買い得。トースターの買い替え候補としてぜひ検討してみてください。
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●著者プロフィール
取材・文/今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。
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