『ヴェストリ』の「ソリッソ」(イタリア)

『ヴェストリ』はイタリアのトスカーナ州アレッツォに30年ほど前にオープンしたお店。現在社長を務めるダニェーロ・ヴェストリさんのおじいさんが始めたのだそうです。
日本でよく知られている商品としては、水色の箱に金のスプーンが同梱された「アンティーカ・ジャンドゥイア」があります。『c7h8n4o2』では取り扱っていませんが、バレンタインやホワイトデーなどの期間限定で、百貨店に出店していることがあるので、買ったことがある人も多いのではないかと思います。今回ご紹介するのは、その『ヴェストリ』が手がける「ソリッソ」。
カカオ38%のミルクチョコにヘーゼルナッツペーストとセイロン産シナモン、バニラビーンズ、ライスパフなどが入ったチョコです。塩気のあるヘーゼルナッツペーストとシナモンの深い味わいと、ミルクチョコのコンビネーションが絶妙です。わかりやすく説明すると、スニッカーズを少し軽くして、味わいに奥行きを出したような感じでしょうか。

柔らかめのチョコですが、サクサクのライスパフの食感が楽しく、またヘーゼルナッツペーストの塩気の後に、シナモンとバニラビーンズが口に広がるのも魅力です。
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『アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート』の「古代チョコレート」(イタリア)

最後は、『アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート』(1880年創業)のチョコレート。イタリアのシチリア島南東部のモディカの最も古いチョコレート製造所です。モディカは古代から伝わるチョコレートの街としても世界中でよく知られており、14〜15世紀のアステカが栄えた時代のレシピで作られる「古代チョコレート」が人気なんです。

ベースは65%のカカオと砂糖から作られ、フレーバーごとに素材が追加されます。例えば「レモン」は乾燥レモンピール、「オレンジ」は乾燥オレンジピール、といった具合。「フルーツシュガー」だけは、砂糖を控えている人に食べてほしいという願いから、砂糖をリンゴや洋ナシから作られる果糖に変えてあるそうです。
口当たりをよくする乳化剤やカカオバターが使われておらず、カカオの香りを逃さないよう45度の低温で温めているのが最大の特徴です。そのため砂糖が溶け切れず、シャリシャリとしたざらつきのある独特な食感。後味には、カカオの酸味がダイレクトに伝わってきます。

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今回紹介したのはほんの一部ですが、まだまだ世界各国のおいしいチョコがありますので、ぜひ一度催事かお取り寄せしてみてはいかがでしょうか?
(撮影・文◎佐々木倫子)
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