【小宮山雄飛 蕎麦呑みの名店】蕎麦前も旨い、雰囲気もいい『驀仙坊』へ。蕎麦屋デートや昼呑みに

【小宮山雄飛 蕎麦呑みの名店】蕎麦前もいい、雰囲気もいい『驀仙坊』へ。蕎麦屋デートや昼呑みに
食楽web

⚫︎蕎麦が好きでお酒が好きな小宮山雄飛さんが、美味しいお蕎麦屋さん、そして蕎麦屋呑みの魅力を伝える連載。今回は、中目黒らしいモダンさと確かな美味しさを感じられる名店『手打ちそば 驀仙坊(ばくざんぼう)』です。

『手打ちそば 驀仙坊(ばくざんぼう)』がオープンしたのは今から24年前。

 お蕎麦屋さんといったら、老舗の名店か、いわゆる町の蕎麦屋さんがほとんどだった時代に、モダンでお洒落な内装も目新しく、蕎麦屋デートも楽しめるお店として話題になりました。

モダンさと老舗らしさを感じる居心地の良い店内
モダンさと老舗らしさを感じる居心地の良い店内

蕎麦前が旨い!最初の一皿に、蕎麦豆腐と季節野菜の白和え

 そんな中目黒らしいお洒落な店作りでも、もちろん蕎麦と料理は本格派。

 蕎麦豆腐は「冷たい蕎麦がきができないか」と考案された一品。蕎麦の風味と、ゴマ豆腐のような滑らかな口当たりで、めちゃくちゃ美味しい!

 暑い夏の蕎麦前に最適な一皿。

もっちり、味わい深い「蕎麦豆腐」800円
もっちり、味わい深い「蕎麦豆腐」800円
大分の麦焼酎「舞香」グラス 800円
大分の麦焼酎「舞香」グラス 800円

 蕎麦呑みといえば、普段ならビールか日本酒で始めるところですが、こちらは焼酎のラインナップも豊富なので、大分の麦焼酎「舞香」をロックで。

 平日の昼間から蕎麦屋で焼酎ロック、真面目に働いているサラリーマンのみなさん、ホント申し訳ありません!
 でも、これも一応お仕事ですから。

「季節野菜 白和え」1,100円。白和え以外にごま和え、酢味噌和え、辛子和えも選べる
「季節野菜 白和え」1,100円。白和え以外にごま和え、酢味噌和え、辛子和えも選べる
「う〜ん、旨い!」。白和えに舌鼓を打つ小宮山さん、思わず顔が綻びます [食楽web]
「う〜ん、旨い!」。白和えに舌鼓を打つ小宮山さん、思わず顔が綻びます [食楽web]

 僕がお蕎麦屋さんのメニューにあると絶対頼んでしまうのが、白和え。

 季節によって変わる野菜、この日は
・いんげん
・にんじん
・きのこ
・レンコン
・ブロッコリー
 一皿の白和えに、なんとも贅沢なラインナップ。

 白味噌と練り胡麻を使った、さっぱりながらも濃厚な味付けで、焼酎が進みます。

驀仙坊ならではの一皿「つくね天の三杯酢がけ」

「つくね天の三杯酢がけ」2,500円。タレをかけて召し上がれ
「つくね天の三杯酢がけ」2,500円。タレをかけて召し上がれ

 揚げたてで美味しい天ぷらは、ちょっと変わった「つくね天の三杯酢がけ」を。

 サクッとした衣の中は、ぎっしりの鳥つくね。かかっているのが天つゆではなく、三杯酢というのがポイント。実にさっぱりといただけます。

夏は冷たいぶっかけそば「驀仙坊」がいい

細すぎず太すぎない二八蕎麦は喉越しがよく、噛むほど蕎麦の旨味が広がる。写真は「せいろ」1,000円
細すぎず太すぎない二八蕎麦は喉越しがよく、噛むほど蕎麦の旨味が広がる。写真は「せいろ」1,000円
小宮山雄飛さん 蕎麦を食べる

 学芸大学にあった名店「夢呆」(現在は白金へ移転)で修行をされたご主人が打つのは、店内で製粉した挽きぐるみの蕎麦粉を使った二八蕎麦。

 色が濃く、いわゆるホシ(蕎麦の殻)が見られるお蕎麦は、味も濃くて、コシもしっかりあって実に美味しい。

 蕎麦の風味に負けない辛めのつゆも抜群です。

驀仙坊 蕎麦

 メニューの中で店名を冠した「驀仙坊」は
・山菜おひたし
・親田辛み大根
・鰹節
・かいわれ
 がかかった、冷たいぶっかけそば。

全体を混ぜ混ぜして味わう。そばも食材も美味しさがたってピリッとした辛さが後をひく
全体を混ぜ混ぜして味わう。そばも食材も美味しさがたってピリッとした辛さが後をひく

 よく混ぜて食べると、これがけっこうピリリと辛いのですが、辛さがひくとまた一口と食べたくなるという、クセになる味。
 お蕎麦の風味がしっかり濃いから、これだけの具材にも合うのでしょう。

通し営業で夕方呑みも楽しめる

 お蕎麦屋さんには珍しい通し営業だから、ランチ時を外して夕方にゆっくり蕎麦呑みができるのも嬉しい。

 下町あたりの老舗の蕎麦屋で一杯も楽しいけれど、昼過ぎの中目黒でおしゃれに蕎麦というのも、蕎麦呑みの世界がぐっと広がって最高です。

ラジオでも共演し、蕎麦の話で盛り上がる小宮山さんと、気さくな店主・馬場 淳一郎さん
ラジオでも共演し、蕎麦の話で盛り上がる小宮山さんと、気さくな店主・馬場 淳一郎さん

(撮影◎橋本 真美)

●SHOP INFO

小宮山雄飛さん 驀仙坊のお店の前に立つ

手打ちそば 驀仙坊(ばくざんぼう)

住:東京都目黒区青葉台1-22-5
TEL:03-3792-8823
営:12:00〜20:00 ※通し営業、平日夜のみ予約可
休:火・水曜
備考:席数42席、個室なし。全席禁煙。カード・電子マネー・QRコード決済不可

●著者プロフィール

小宮山雄飛
ホフディランのVo&Key担当。ミュージシャンの傍ら、グルメ番長として食のシーンでも活躍し、様々な雑誌やWEBサイトでの連載、レシピ開発なども行う。著書には『旨い!家カレー』『レモンライス レシピ』『小宮山雄飛 今日もひとり酒場』など。テレビ、ラジオ番組の出演なども多数。