「餃子」はメインではなく副菜として食べよう!

店名にも冠せられている通り、やはり食べたいのは看板メニューの「餃子」。一般的な餃子のカロリーは、1個当たり50kcal前後なので、一皿(6個入)だと約300kcalになります。
カロリー的はそんなに高くないですが、餃子の弱点は、たんぱく質量の少なさにあります。1個当たり1.5g程度しか入っていないため、6個食べてもたったの9g。たんぱく質は女性でも1食あたり20gは摂りたいので、その半分にも及びません。餃子メインの定食(ごはん、スープ付き)にしても、たんぱく質量がせいぜい10g程度と、全然足りない状況に陥ってしまうのです。

ただ、カロリー的にはそんなに高くないので、副菜やつまみとして食べるのはOK。「ジャストサイズ」という小さいサイズメニューを活用するのもおすすめです。
“ちょい食べ”を叶えるジャストサイズで満足感を高める

『餃子の王将』には、量が少ない「ジャストサイズ」メニューがいろいろあります。実はこれ、ダイエット的には大変優れたシステム。先述した通り、ほとんどのメニューが若返りやせには向かないため、餃子にしろエビチリにしろ、決して推奨できるものではありません。

そんなこといったら何も食べられないし、ストレスもたまってしまうもの。ダイエットにとってストレスは大敵! 食べたいものを少しだけ食べるという選択肢があるのはかなりいいことです。
![脂質の少ないむね肉を使った「鶏の唐揚」 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/11/20241109-gyouzadaiet06.jpg)
ダイエット中は手を出すべきじゃない鶏の唐揚だって、ジャストサイズなら許されるサイズ感。しかも「餃子の王将」の唐揚は、鶏のもも肉ではなく、脂質の少ないむね肉を使っています。もも肉ほど油を吸わないため、大手を振って食べられる唐揚といえます。
ジャストサイズを駆使することで、満足感を高めつつ、罪悪感を減らしてあげると、食事制限によるストレスも回避できますよ。
一品料理ではバンバンジーが最強!
「餃子の王将」メニューの中で、断トツにおすすめなのは「棒棒鶏」です。蒸し鶏の棒棒鶏は、調理で油を使う要素が全くないため、サラダチキンを食べてるようなもの。高たんぱく低脂質で、ダイエットにも若返りにもむちゃくちゃいいです。

ただひとつ残念なのが、ごまだれがかかってしまっている点。ごまだれって結構カロリーが高いんですよね。できれば「たれなし」や「別添え」にしてもらったほうが無難でしょう。中華を食べたいわけじゃないのに、ダイエット中に無理矢理連れて行かれたなんてときは、「棒棒鶏」のごまだれなしが最強!
レバーのビタミンAで体の内側から若返る!
一品料理でもうひとつおすすめなのが「ニラレバ炒め」。ダイエット向きの肉といえば、鶏むね、ささみ、豚ヒレ、牛ヒレあたりが有名ですが、実はレバーもめっちゃいいんです!

レバーはその他の優秀たんぱく源に比べると若干脂質が多いものの、それを補って余りあるくらい、圧倒的な鉄分とビタミンA量を誇っています。鉄は男女ともに不足しがちと言われていますが、鉄不足は倦怠感や顔色の悪さを招くため、老け感が出てしまう原因にも。特に女性は月経もあることから鉄が足りていないことが多いため、意識して摂りたい栄養素になります。
ビタミンAは、ビタミンの中でもアンチエイジング効果の高いビタミンA・C・E(エース)のひとつ。そのビタミンA含有量ランキングで圧倒的上位に君臨しているのがレバーです。その含有量は、野菜界ではぶっちぎりのトップを誇るニンジンの10~20倍と、まさにトップ・オブ・トップ。ビタミンAの宝庫と言えます。ちなみに、よく化粧水などに使われているレチノールもビタミンAの一種。外側からだけでなく体の内側からもビタミンAを補給してあげたほうが、アンチエイジングには効果的ですよ。
ビタミンAは、ある程度摂り溜めができるのも良い点。ビタミンCやたんぱく質は摂り溜めができないため毎日摂る必要がありますが、ビタミンAは結構体に残留するため、週1回ドカッと摂るだけでも意外と効果を得られます。
そのため、外食で「餃子の王将」に来たら、レバーでビタミンA補給を習慣にするのもおすすめ。ジャストサイズの「ニラレバ炒め」もあるので、「餃子」「鶏の唐揚」「海老のチリソース」「八宝菜」など、他のジャストサイズと組み合わせて食べるのもいいですね。