上質の丹波黒豆を使用した焼きたてどらやき

『丹波 やながわ』の名物・焼きたてどらやきの名前は「どら福」といい、1個350円。丹波黒豆を使用しているだけあって、どらやきにしては少々お高めですね。

さっそく袋から出してみると、こんがりキツネ色で、生地の皮が非常にきめ細かい。そっと指で推してみると、すぐ跳ね返り、モッチリした弾力が指に伝わってきます。
どらやきを半分にカットしてみると、生地が繊細に空気を含んでいて、間には濃い黒色のつぶ餡がお目見え。

いざ実食です。歯に当たるもっちり&しっとりした生地の心地よい食感。これは焼きたてならではでしょう。続いて肝心のあん。粒あんですが、こし餡部分も多く、とてもなめらか。そして、こっくりした黒豆の味と優しい甘みを感じます。単に上品というより、口の中で甘みがまぁるく、クルクルと回って、旨味がじっくり押し寄せてくるような、そんな深い味わいなんです。
![粒あんながら、こし餡部分も多く、とてもなめらか[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/08/20240824-dorayaki07.jpg)
これが、丹波黒豆の威力でしょうか。確かに普通のどらやきとは違いますね。これは手土産にして、喜ばれること間違いないと思います。
まとめ

ちなみに『丹波 やながわ』では、この他に丹波黒豆を使用した和菓子をはじめバウムクーヘンやサブレ、ドーナツなども販売しており、常にお客さんで賑わっています。まるで江戸時代の「かねやす」の賑わいが再燃したかのような本郷の『丹波 やながわ』。ぜひ訪ねてみてください。
(撮影・文◎土原亜子)