なぜ「エッグベーカー」は目玉焼きをおいしく作れるのか

製作するのは島根県松江市玉湯町にて1922年に開窯した『湯町窯』です。江戸時代から伝わる「布志名焼」の伝統を継承する由緒ある窯元。この「エッグベーカー」は、イギリス人陶芸家バーナード・リーチの教えによる陶技とのことで、機能的なデザインと風合いは、令和を経ても色褪せない美しさです。
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もちろん調理グッズとしても優れています。熱がじっくりと伝わり、一度温まると冷めにくく、高い保温性を保ちます。
目玉焼きを作るときは、生卵を1個落として蓋をしてから極弱火で5分、火にかけます。火を消して、5分蒸らせば完成です。取っ手が熱くなっていますので注意しましょう。
忙しい朝、電子レンジでも目玉焼きが作れる

余熱で火を入れるので、黄身はむちっと濃厚で、白身は柔らかく仕上がります。蒸らす時間を少し早く切り上げればもっと黄身が半熟になりますし、火入れも長めにすれば固焼きにもなります。少しだけコツが入りますので、毎日愛用して自分好みの目玉焼きをマスターしてみてください。
ちなみに電子レンジが使えるのもお気に入りポイント。その場合は、500Wで50秒から1分でOKです。時間がない日でも、おいしい目玉焼きと白ご飯で幸せな朝を迎えられそう! 今年一番買ってよかった一品です。
(撮影・文◎亀井亜衣子)