精肉屋さんで本格的すぎる麻婆豆腐

とりあえずお店に入ってみましたが、お店のシステムなども不明。「お店初めてなんですけど」というと、お隣で飲んでいた常連と思わしき紳士から「この店は肉もいいけど中華がオススメ。一番は麻婆豆腐」とアドバイスをいただき、いきなり焼売をごちそうしてもらいました。
この焼売、皮がプリップリで肉はモチモチとジューシー。確かにメチャクチャおいしくて、正直精肉店の店頭で出てくるクオリティではないです。
焼売を食べつつ少し話をしていると、この店の料理担当は一流ホテルで中華のシェフとして腕を振るっていたという前歴の持ち主。

ということで、先ほどの紳士から麻婆豆腐をオススメされたので、そちらも注文しました。するとカウンター向こう、小さなキッチンからは想像できない本格的な中華用のコンロと中華鍋を使って調理がスタート。
一気に店内が中華のスパイスの香りに包まれ、鮮やかな手つきであっという間に本格麻婆豆腐が完成。こちらではコスパ重視のため、器は基本的に使い捨てを使用しているのですが、麻婆豆腐は別格扱いで、グツグツと土鍋に入って登場しました。

それでは熱々のところをいただきます。一口食べてみると焼売の時もそうでしたが、精肉店の店先なのが不思議なレベル。挽肉たっぷりでスパイシーでシビ辛な本格麻婆豆腐です。
![「白ごはん」380円 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/01/20240114-doujima06.jpg)
お酒のアテとしてもいいんですが、ここはどうしてもライスが欲しくなったので、ごはんを注文して麻婆豆腐定食にバージョンアップ。
精肉屋で麻婆豆腐定食を食べているのは冷静に考えるとかなりカオスですが、そのおいしさに常連さんイチオシなのも納得でした。
「MIXホルモン」で再び感動!

焼売と麻婆豆腐定食でお腹はそこそこいっぱいでしたが、ほかにももう少し食べたいとメニューを見ていると、「シャトーブリアン」と「MIXホルモン」を発見。シャトーブリアンは絶対おいしいとは思いつつ、個人的な好みとしてホルモンの方をチョイス。

こちらも目の前の鉄板でジュージューと手早く調理。おいしいのが確定している演出です。完成すると、お肉の入っているトレイで登場しました。

キャベツと甘辛のタレが絡んだホルモンはプリップリの噛み応えはあるけど歯切れもバッチリというまさに理想の食感のホルモン。濃いめの味付けにハイボールがガンガン進んで今度こそお腹いっぱい。ごちそうさまでした。
今回はかなりガッツリと食べて飲んでしましたが、麻婆豆腐の定食としてランチに食べたり、唐揚げや餃子などもあるので、せんべろ感覚としての利用も可能。
実際に筆者がお店にいる際にも、これから飲みに行くからと言ってお店に来てキューッとビールを飲んで0次会として利用している集団にも遭遇。北新地でこんなにおいしい、せんべろ可能なお店があるとは全然想像しておらず、大阪グルメの懐の深さを実感しました。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
堂島精肉店
住:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-13
TEL:06-4798-0129
営:11:30~13:30、14:00~翌3:00(土・日・祝14:00~24:00)
休:不定休
https://douniku.com/
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。