「究極のおにぎり」はおもちゃなのか、高性能なおにぎり製造マシーンなのか? その結果は……

実は最近子どもから、「お弁当のおにぎりで喉が詰まりそうになった」と言われ、同じものを作って食べてみると、確かに強く握りすぎていて固いという結論になり、ふんわりしたおにぎりを握るために色々と研究をしていたところでした。

アツアツのご飯でも握れるというのもセールスポイントで、わざわざ粗熱を取らなくても良く、手を汚さずに作れるのも魅力です。

機械にセットしスイッチをオンにすると、ガタン、ガタンと割と大きめの音と振動を立てながら、ご飯を入れた容器が回転します。音は多少気になりますが、30秒の間なので許容範囲。動きはなかなか豪快ですが、本当にふんわりと握れているのでしょうか。

形は明らかに手作りよりも美しい仕上がり。海苔を巻くとなんだか専門店っぽい見た目です。手で割ってみると、かなりふんわりと握れていました。崩れるか否か、という絶妙な加減で、口の中でひと粒ずつハラハラっとご飯がほぐれます。

これは思っていたよりも良い! 手を汚さず、ご飯がアツアツのまま握れますし、具材もたっぷり入れれば朝食や昼食にも活躍しそう。
コンビニや名店のおにぎりと食べ比べ!

用意したのは、『おにぎり ぼんご』が監修する『おにぎり こんが』のおにぎり、『ファミリーマート』、手作り、型押しタイプのおにぎりメーカーで作ったもの。以上4種類と「究極のおにぎり」で作ったものとで、どのおにぎりが最も“ふんわり”しているか比べてみました。

手作りは中を割ってみると、一粒ずつの接着面が多く、潰れているのがわかります。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/12/20231222-onigiri09.jpg)
手作りと同じご飯を使っていても、中を割ってみると米のくっつき方が全く違います。やはりおにぎりは握り方が重要のようです。

『おにぎり こんが』のおにぎりは、粒立ちもはっきりしていて、粒の周りに薄い空気をまとっているかのよう。これ手握りで実現しているのはすごい!

おにぎりメーカーも仕上がりは手握りとほぼ同じですが、押すときの力加減で、手作りよりもふんわり感を調節がしやすいメリットがあります。
順位をつけると、『おにぎり こんが』と『究極のおにぎり』は同列、次にファミリーマート、おにぎりメーカー、手作りの結果になりました。著者のように手握りに自信がない人は、潔く文明の利器に頼るのが吉です!
調査結果
「究極のおにぎり」は、自宅で専門店のようなふんわりとしたおにぎりが食べたい人におすすめのグッズ。時間が経ってもふわっとした食感を保てますので、お弁当にも使えますよ。
おにぎりを食べ比べてみると、米の炊き方、品種、塩の付け方、具の入れ方、すべてのバランスが整って、“究極”のおにぎりになることがわかりました。「究極のおにぎり」では握り方は完璧なので、ぜひ他の要素もこだわって、自分好みのおにぎりを作ってみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)